殺神さんと一緒です。＿[曇天に笑う] (ページ7)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:14,647 hit

『５』ページ7

「それでそれで、嘉神さん嘉神さん嘉神さん」

大事な事なので三回言いました

いや別に大事でも何でもないんですけどかっこわらい。

「しろしい」

この人はしろしいしか言えないのだろうか

まあしょうがないお馬鹿だもんね、俺よりお馬鹿ですもんね!!!(ﾄﾞﾔ

「かーがーみーさーん」

「なんじゃ」

「歩くの疲れました」

「置いてくだけじゃ、いちいち伝えることじゃないっちゃ」

「嘉神さん、オジサンのくせに俺の方が早く体力尽きるとか意味不明なんですけどー、ちょっとどういう事ですか死ね」

「君が死ね」

「いや寿命的に言ったら嘉神さんの方が早く死ぬんですよ」

「今すぐっちゅー話じゃないんか」

「誰も今すぐとは言ってないじゃないですか、いやあ思い込みってこわうぐふっ…あ、また腰…!!」

まだ俺若いのに何でこんなにも腰を痛めなきゃならんのだ

また飛んできた百々目鮫を後ろに倒れて避けたら腰がゴキって言った。

「それより僕の足踏んじょるの、気づいちょるかねぇ?」

「あ、わざとです」

痛む腰をさすりながら、笑顔で言うとひゅんっとまた百々目鮫が…。

頬を掠ったよ、嘉神さん

少しでも当たりましたよ

これは病院行くためのお金が必要ですねぇ?

なんちゃって

「最近のオジサンは怖いんですね、勉強になりました」

「最近の若いもんは調子づいといるのぅ」

「え、今更…流石嘉神さん、何かと反応が遅い」

「…飯、いらんかいね」

「あはは、別に大丈夫ですよ。いざとなったら嘉神さんを…駄目だ、アンタ骨と皮しかなくって美味しそうじゃない…」

「僕がなんでそねぇな目でみられんといかんのじゃろうか」

引いた目で見ると、嘉神さんは少しでも怒りを見せた

うーん、でもいつも通りか。

「というか嘉神さんもお腹空いてますよね?」

「そこまですいちょらん」

「っそんな事言ってるからそんな体なんですよ!!!もっと食べなさい!!!おにぎりくらい俺が街に出て買ってきますから!!!ほら、俺アンタと違って顔ばれてませんし?(ﾄﾞﾔ)体力なくなって警察捕まったらどうするんですか全く!!!」

「一瞬だけうざいところあったねぇ」

「それで好き嫌いしない!!納豆だって美味しいんですよ!!!で、おにぎりの具は何がいいですか全く」

「…もう作り行くことんなっちょるんじゃねぇ…そねぇな事より、君は僕の母親か」

「人の話聞いてます?老人ですから聞こえませんか?」

「…やっぱりうざいのぅ」