殺神さんと一緒です。＿[曇天に笑う] (ページ17)

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『１５』ページ17

今の発言は、着いてっていいってことですよねー。

なんて、来るな的な発言が来なかったことに

ちょっと嬉しくなってしまう俺は

多分、嘉神さん依存症じゃね?って思う

あ、しっかり言っておきます

恋愛は女性でなければ無理です

俺はソッチじゃないんで。そこ重要。

ただほら

親がいると安心するみたいな感じですよ

……たまに殺されかけますが。

「…一人で笑っちょるんは怖いもんじゃねぇ」

「いやいやいや、嘉神さんだって一人の時でもニヤニヤしてるじゃないですかぁ」

「君がおる限り、僕は一人になれんのじゃけど?」

「ぼっちじゃないんですね!!俺のおかげですよ嘉神さん!!」

「君の頭ン中には僕の言葉を変換する機能がついとるらしいのぅ?」

「便利でしょう?」

自信ありげに、目を瞑ってドヤ顔をかます。

まぁ、機能はついてませんけど、嘉神さんの言葉を変換する力はあります!!

って言おうとしたら、嘉神さんは結構遠くにいた

えぇ…この一瞬に何がぁ…?

そんなに俺との行動いやぁ?

……うははっ！なにそれ!!嫌そうな顔もっと拝めるじゃん!!!

「かっがっみっさぁんっ!!」

「ﾁｯ…ずぅっと目ぇ瞑っちょれば良かったもんを」

「そうしたら変な能力生まれますかね」

「あぁ、君の頭ン中が花畑なるじゃろ」

「嘉神さんはもうなってますもんね」

「君もなっちょったわ。じゃあ、君のその頭に来る性格が治るんじゃねぇの」

「やーだー、俺の一番の特徴取らんでくださいよー」

その性格のおかげで嘉神さんを…

…いや

「嘉神さんの事ですもん、俺の性格が治っても俺の身長知っただけで嫌いそうですね」

「そねぇ捻くれとらん」

「どの口が言ってんのです?」

捻くれてるからこんな警察に追われるような奴になってるんでしょう?

…あっ多分、俺も人の事言えないわ！

でも別格だしな、捻くれ度は嘉神さんの足元にも及びません

「Aの性格さえ治ればえぇんじゃけどねぇ」

人と行動するのが嫌なのかな

と思っていた俺だったので

その発言には多少の興味。

「あ?君、戦えるじゃろう?」

「あったりまえじゃないですかぁ」

馬鹿にしてるんです?

この人。

まぁ俺も嘉神さん馬鹿にしますけどさ。

「性格さえ普通じゃったら本当良かったのにのぅ。戦闘力だけは確かじゃけぇ」

「俺の性格も褒めてくださいよー。警察の神経逆なでできますよ?」

「僕の神経も逆なでしてどうするんじゃ」