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"保健室"と言われただけなのに、
そのまま連想されるのは、
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"吉野先生"
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ギュウっと締め付けられる胸の奥が
このモヤモヤした気持ちを耐えれそうになくて、
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スカートの裾をお弁当を持っていないほうの手でグっと握り締める。
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一気に押し寄せる不安と、疑問が
どうしても私じゃ解決できない。
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それに、
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まだ、カズにぃが吉野先生と一緒かなんて分からないよ。
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だったら、
こんなにも不安になる必要ないじゃない。
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智「あっ・・・相葉ちゃん！」
雅紀「へ？」
智「なんで、そう言っちゃうの・・・」
雅紀「え？何？・・俺、アレ言っちゃヤバかった？」
智「ヤバかないけど・・」
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智「・・Aちゃん、お弁当、俺が渡しておこうか？」
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私のことを気遣って、
大野先輩は一生懸命声をかけてくれるけれど
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カズにぃのことが気になって、気になって仕方ない。
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だけど、
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もしも、
カズにぃと先生が
二人で居たとしたら？
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だとしたら・・
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私、どうなっちゃうかな。
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泣いちゃう？
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怒っちゃう？
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逃げちゃう？
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それとも
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カズにぃを
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傷つけちゃう？
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作成日時：2012年5月1日 19時
