八話「デスゲームの始まりは…後編」 ページ10
貴「……(やっぱり。生で見ると、ホラーものだな)」
茅場君は、趣味が悪いと思う。絶対！
いや、なんで赤色で登場したの？
別の色もあったでしょうが！！
貴「あ、手鏡が出てきた」
アイテムストレージの中に手鏡が入っていた。
……あ、私が考えている間にずいぶんすすんじゃったっぽい。
貴「……」
落ちこんでも仕方が無いので、手鏡をクリックして出し、覗き込んで見る。
貴「っ！？」
覗き込んだ瞬間、白い光が身体から出て来て、私は反射的に目をつぶった。
2.3秒だっただろうか。白い光がなくなった感じがしたので、目を開けてみると…。
貴「ワォ……現実の私じゃん」
現実世界での私がこちらを見つめ返していた。
周りを見渡してみると、現実と変わらない風景がそこにあった。
……いや、現実の人達に、鎧や剣を装備させたら、こんな感じになるかもしれない。
さっきまでゲームの世界にいて、今現実に戻ってきたのーと言われても信じられそうだ。
それくらい、現実と変わらなかった。
……姿が現実の私になった後に茅場が何やら言っていたけど、小説の時と変わらなかったので、茅場が話している間他の事を考えていた。
他の事……これから生き抜くために、『一人のプレイヤー』として、この世界を過ごさなければいけないという事。
死にたくないのなら、始まりの街に引きこもればいいのだが、始まりの街に引きこもるわけにもいかない。
……『私』という異分子(イレギュラー)がいるせいで、物語が変わるかも知れないからだ。
簡単にいうと、最初の第一層ボス攻略で、全滅する可能性がある、という事だ。
貴「茅場の話が終わったか……。よし、『ホルンカ』に行こう……。片手剣を貰うために」
茅場の話が終わったと同時に、私は始まりの街の北西へ走った。
始まりの街の北西ゲートを抜け、広い草原を突っ切り、深い森の、気を抜くと迷子になる小径を抜けた先にある村『ホルンカ』。
そこの、あるクエストを受けるため、私は走り出した。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ラッキー食べ物
天ぷら
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チヨコレイト(プロフ) - とても面白いです！続き、頑張ってください(*^^*) (2013年10月26日 21時) (
レス) id: db278dadad (このIDを非表示/違反報告)
Misato(プロフ) - 続き楽しみにしてますっ！！ (2013年10月25日 19時) (レス) id: 3ad2d7fa7b (このIDを非表示/違反報告)
紅音 - ＳＡＯ楽しいですよね！続きが気になります！更新待ってますｗ (2013年10月22日 19時) (レス) id: 9773468b44 (このIDを非表示/違反報告)
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