三話「会社でやっておく事」 ページ5
貴「終わったー！」
現在時刻午後一時三十八分。
やっと仕事が終わったよー。
透「お疲れ様です。あとは、事務・商業科の人達にまわせば問題ないでしょう」
自分の仕事をやりつつ、何処にやればいいとかを言ってくれるこの人は、向井透。年は十九歳。
この会社の中で、私の次に若い人だ。
お父さんが亡くなる前にスカウトした人で、大学生兼、会社員らしい。
普通は駄目らしいんだけど、大学の成績がトップということと、家庭の事情というわけで、ここで働いている。
貴「わかった。まわしておくよ」
私は終わった書類を持って行くために立ち上がろうとして……言っておかなければならない事を思い出して椅子に座りこむ。
透「社長……？」
貴「……ねぇ、透。君に言っておくことがあるんだ」
私の言葉が真剣なものである事に気づいたのか、透は。
透「……なんでしょうか」
と、やっていた仕事を止め、聞く格好をとった。
貴「……私が何年か会社に来れなくなった時は、君が私の代わりを務めてくれ」
今の内にこの事を言っておかないと、あとで後悔する。
そう。『デスゲーム』が始まる前に言っておかなければ……この会社は、潰れる。
お父さんが立ち上げた会社が潰れるんだ。
……っていうけど、私がSAOに入らなければ良い話なんだけどね。
けどさ……会社続きの日々に少し疲れてきたんだよね。
何年か留守になっちゃうけど、息抜きがしたいんだよ、私は。
透「……わかりました。社長が言った事はだいたい現実になりますからね……」
貴「ごめんね。たぶん、年内に大事件がおこって、私はそれに巻き込まれると思うんだ」
まぁ、その大事件に自分から巻き込まれにいくんですけども。
……ここまでいうのはやめておこう。
たぶん、透君が泣くわ。ここまで言ったら。
ま、これでデスゲームになっても会社は大丈夫だ。
若手の凄腕会社員、向井透が、私の代わりをしてくれるんだから。
＊＊＊＊＊
サブ設定
向井君は、三十歳年上の相手にも普通に商談とかをできる人です。
Aさんは、三十歳年上の相手をビビらせながら商談をできる人です……。
他の取引先では、Aさんは『奴は子供ではない。子供の皮を被った悪魔だ！』と言われるほど。
取引する人は、社長じきじきに相手されると、涙目で会社に帰るとか。
……会社の技術が高いことと、礼儀正しい(社長A以外)ことで一目おかれていたりします。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキー食べ物
天ぷら
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チヨコレイト(プロフ) - とても面白いです！続き、頑張ってください(*^^*) (2013年10月26日 21時) (
レス) id: db278dadad (このIDを非表示/違反報告)
Misato(プロフ) - 続き楽しみにしてますっ！！ (2013年10月25日 19時) (レス) id: 3ad2d7fa7b (このIDを非表示/違反報告)
紅音 - ＳＡＯ楽しいですよね！続きが気になります！更新待ってますｗ (2013年10月22日 19時) (レス) id: 9773468b44 (このIDを非表示/違反報告)
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