二十一話「ギルドマスター」 ページ23
デ「俺を助けてくれた、カヅキだ」
とりあえず少し前に出て、軽く礼をする。
「カヅキ……最前線組の！？あ、あたしはラムネ。短剣を使うのを得意としているわ」
「うちは、テラ。細剣使いや。細剣って、持ちやすくていいんやよな〜」
「…マスターが迷惑をかけてすいません。僕はクロムといいます」
えと、水色の髪の女性がラムネ。金髪の女性がテラ。白銀の髪の男性がクロム、と言うらしい。
貴「……って、マスター？」
開けてもらった席に座り、ディランへ聞く。
デ「おぅ。ギルド『凡人の集い』のギルドマスター、ディランだ。クロムが副マスターなんだぞ」
凡人の集い……少数精鋭を地でいくギルドか。
たまにボス攻略とかに来ていたな。
貴「へぇ……。そういえば、ギルドに入っていなかったなぁ」
ほぼソロで狩をしていたからな。
たまに知り合いとPTを組むこともあったけど、一人でいた方が気楽だしなー。
……ま、PT組んでいる最中に、PKに狙われる事もあったけどさ。主に、キラ狙いと、高レベルプレイヤー狙いで。
デ「そうなのか？……最前線組と攻略組はよく狙われるのが多いから、ギルドに入る人が多いと聞いたが…」
最前線組と攻略組は、色々な情報を持っている人が多く、どちらもレアアイテムなどを持っている確率が高いため、よく狙われる。
狙われるのを防ぐため、ほとんどの最前線組と攻略組のプレイヤー達はギルドに入っているのだ。
貴「あぁ。そういう人も確かにいるよ。私や友人のようなソロプレイヤーは珍しいだろうね」
NPCが運んで来た、レモン水(らしきもの)を飲み、ディランへ問いかける。
貴「ちょっと聞きたいのだが……。今の君達の装備している武器は、プレイヤーメイドか？
魔剣、とかではなさそうだが…」
プレイヤーメイドとは、その名のとおり、プレイヤーが作ったモノである。
…魔剣は、モンスターからのレアドロップの中でも、上位に位置する、特殊な武器である。
普通はプレイヤーメイドの武器の方が、性能がいいのだが、たまにプレイヤーメイドを上回る魔剣が出てきたりする。
確か…原作でキリトが持っていた武器の片割れもそうだったような。
デ「ん？あ、これか。俺達が持っている武器は全部プレイヤーメイドだよ」
ギルドメンバー全員が同じプレイヤーが作ったモノと見えるが。
……まさか。ギルド専属の職人プレイヤーが？
続く
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チヨコレイト(プロフ) - とても面白いです！続き、頑張ってください(*^^*) (2013年10月26日 21時) (
レス) id: db278dadad (このIDを非表示/違反報告)
Misato(プロフ) - 続き楽しみにしてますっ！！ (2013年10月25日 19時) (レス) id: 3ad2d7fa7b (このIDを非表示/違反報告)
紅音 - ＳＡＯ楽しいですよね！続きが気になります！更新待ってますｗ (2013年10月22日 19時) (レス) id: 9773468b44 (このIDを非表示/違反報告)
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