十七話「小さな相棒」 ページ19
第一層を攻略してから約一年が経った時、攻略
は二十三層までいっていた。
一週間後に二十三層のボス攻略が始まるらしい。
……私は参加するかしないかで迷っていた。
貴「参加するかしないか……お前はどう思う？キラ」
私の近くを飛ぶ小さな竜……ウイングドラゴンのキラに話しかける。
このキラは、私が一層でゴールドピッグマンを倒した時のドロップアイテム、『不思議な卵』から孵化したドラゴンだ。
キラは、薄い黄緑色の身体と深海のような瞳を持つ、人一人の頭くらいの大きさの竜だ。
こいつが孵化した後のボス攻略は大変だった………主に女性プレイヤー達が寄ってくるせいで。
階段を登った後、値段が高い転移結晶を使ったのは正解だったと思う。
知り合いの一人曰く、女性プレイヤー達の間で、『キラを愛でる会』が作られた、という話を聞いた時は、いや、本当にあの時転移結晶を持っていて良かったわーと思った。
『キュー。クル？』
私の問いかけに首を傾げて答えるキラ。
いや、本当に癒される……。
貴「っと、前方から二体、くるぞ！」
キラを見て癒されていたら、私の索敵に赤い点が映った。
私のレベルは32。最前線組では一番高いレベルらしい。
まぁ、伝えてはいないけれども。
いや、だってレベル28って伝えてあるけど、それでも二番目に高いらしいんだって。
それを伝えた時の、攻略組の目が怖かった………や、目がね、狩人の目になってたのよ。『お前はβテスターだけではなく、テイマーでもあり、レベルも高いのかよ！』っていう心の声が聞こえてきたんだよね。
いやー……怖かった。本気でね。
前方から現れたモンスターは、キノコが巨大化したらこうなるんじゃない？っていう外見のモンスター二体だった。
このキノコの名前は『スポアファングス』。
よくわからない名前だ。
貴「キラは左のキノコに≪ウィングブレス≫をやってから、≪ドラゴンファング≫でキノコの傘の下を攻撃して！」
キラが使えるスキルは今は四つ。遠距離攻撃と索敵が一つと、近距離攻撃と回復が一つずつだ。
キラに指示を出しながら、スポアファングスの傘の下の部分にお馴染み≪スラント≫でキノコを斬り飛ばす。
右のキノコを倒してから、キラが担当している左のキノコを見ると……。
『キュールル♪』
敵を倒してご機嫌なキラの姿が見れた。
貴「ははは……」
思わず遠い目になる私は許されると思うんだ……。
人より強いだろ？キラってさ！？
小さな相棒との日常の一コマ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキー食べ物
天ぷら
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チヨコレイト(プロフ) - とても面白いです！続き、頑張ってください(*^^*) (2013年10月26日 21時) (
レス) id: db278dadad (このIDを非表示/違反報告)
Misato(プロフ) - 続き楽しみにしてますっ！！ (2013年10月25日 19時) (レス) id: 3ad2d7fa7b (このIDを非表示/違反報告)
紅音 - ＳＡＯ楽しいですよね！続きが気になります！更新待ってますｗ (2013年10月22日 19時) (レス) id: 9773468b44 (このIDを非表示/違反報告)
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