十話「異分子の影響」 ページ12
索敵を使いつつ、走り続けて三分後。
原作では起こらなかった出来事が起こっていた。
貴「ヤバイ……！コペルのプレイヤー反応が消滅した…」
キリトを罠にはめた人物、βテスターのコペルがリトルネペイント達にやられ、この世界から消滅したという事が。
索敵にコペル側にいる十二匹が、キリト側にいる八匹と合流しようとしているのが見えた。
貴「間に合え！！」
リトルネペイント二十匹と戦って、生き残れる確率は、限りなくゼロに近い。
……今、ここで彼が消えてしまったら、第百層で、魔王・ヒースクリフと戦えるプレイヤーがいなくなってしまう。
なんとしても、それだけは避けなければならない。
貴「着いた！≪ホリゾンタル≫っ！！」
キリトが戦っている場所に着いてすぐに、単発水平斬撃技≪ホリゾンタル≫を、リトルネペイントの弱点＿＿＿_ウツボ部分と太い茎の接合部に叩き込んだ。
ホリゾンタルを喰らったリトルネペイントは、ウツボ部分と茎が分離し、丸ごと宙に飛んだ。
ウツボ部分と茎が離れたリトルネペイントは、HPゲージがゼロになると同時に、その巨体が青く凍り付いた。直後、爆散。
私はリトルネペイントが爆散する姿を見ずに、リトルネペイント達の攻撃をかわしつつ、攻撃をしている人にポーションを投げた。
カシャンと、小さな音と共に、ポーションの中身が溢れ、未だ攻撃を続けている人を少しづつ回復させていく。
貴「(……これで三分は大丈夫なはずだ。後は……三分以内に、こいつらを殲滅する！)」
剣を握り直し、襲いかかってきたリトルネペイント二匹のウツボ部分と茎を離し、消滅させていく。
貴「次っ！」
後ろで腐蝕液噴射のモーションに入ろうとしていたリトルネペイントを、≪スラント≫で切り飛ばし、また別のリトルネペイントへ向かって行く。
＊＊＊＊＊
＿＿＿＿三分後。そこには二つの人影が存在していた。
貴「…ふぅ……。倒されるかと思った……」
あれから、普通のリトルネペイント八匹と、花付きを一匹と、実付きを一匹を倒した。
ラストに実付きが来た時は焦ったよ……手元が狂って実を割ってしまったらどうしよう、って。
……なんとか≪ホリゾンタル≫で実を割らずに倒せたけれども。
キ「……途中で回復してくれてありがとう。俺はキリトだ」
……キリトが黒コートを着ていないと、何故だかしっくりとこない。
やっぱり、五十七層ぐらいの姿が印象に強いのかなぁ？
貴「見てたんだ。……私はカヅキ。βテスターだ」
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チヨコレイト(プロフ) - とても面白いです！続き、頑張ってください(*^^*) (2013年10月26日 21時) (
レス) id: db278dadad (このIDを非表示/違反報告)
Misato(プロフ) - 続き楽しみにしてますっ！！ (2013年10月25日 19時) (レス) id: 3ad2d7fa7b (このIDを非表示/違反報告)
紅音 - ＳＡＯ楽しいですよね！続きが気になります！更新待ってますｗ (2013年10月22日 19時) (レス) id: 9773468b44 (このIDを非表示/違反報告)
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