77story ページ28
本を読んでいたらいつの間にか眠っていた
部屋の電気も付けっぱなしのまま
カシャカシャとなにかの音で目を覚ます
この音……キッチンから……？
こんな時間に料理なんてしないよね…？
眠い目をこすり部屋から出た
キッチンに近ずくとだんだん甘い香りがする
すごく……美味しそうな匂い……
私はキッチンに入った
そこにはケーキがテーブルにたくさん並べられていた
サンジ「A……！起きてたのか」
サンジは私を見ると慌ててケーキを隠すようにテーブルの前に立った
貴「こんな夜にケーキ作ってどうしたの？」
サンジ「いや……気晴らしだ」
貴「そうなんだ。こんなに作ってどーするの？明日の朝ルフィに食べさせる気？」
サンジ「あぁ……そうだな…そうしようと思ってるよ」
貴「もったいない……」
私はそう呟いた
サンジ「なんでだ？アイツなら残さず食うだろ」
貴「だって今食べた方が絶対に美味しいよ！」
私は戸棚からフォークを取り出し椅子に座った
貴「食べても……いい？」
サンジ「こんな時間に食ったら体に良くねぇだろ。お前も一応女だしな。太るぞ」
そんなこと分かってるけども……
こんな遅い時間にこんな美味しそうなケーキ食べたら太ることくらい……
貴「少しだけ……！明日からダイエットするから！」
私がお願いすると渋々……でも嫌そうな顔はせずに
サンジ「少しだけだからな？｣
貴「うん。ありがと」
一口食べる
サンジはまたケーキを作り出す
貴「美味しい〜！」
それを聞いたサンジは背を向けたまま
サンジ「そうか…？まだまだ力不足だけどな…」
サンジがそんなこと言うなんてめずらしい
貴「そんなことないよ。すごく美味しい」
サンジ「あいつのやつよりか？」
あいつ……？
サンジは慌てて口を抑え
サンジ「い、今のは聞かなかったことにしてくれ」
貴「え……うん…」
あいつって誰なんだろう…
でも聞かなかったことにしてって言われたし……
私は黙々とケーキをたべた
サンジ「まだケーキ食ってんのか？」
サンジは私の方を向きテーブルの上に並べられている空の皿を見て唖然とする
サンジ「お前……それ全部食ったのか？」
テーブルに並んでいたたくさんのケーキがいつの間にか半分になっていた
貴「美味しくて……食べちゃった……」
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サヤマメ(プロフ) - 椿さん» 読んでくださりありがとうございます！感想を貰えてとても嬉しいです！完結まで読んでくださったこと本当にありがたいです！機会がありましたら今連載しているものも読んでくださると嬉しいです！ (2018年8月13日 11時) (
レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - ものすごく素敵な作品ありがとうございますっ・°°・(＞_＜)・°°・。(号泣)前まで目がハアとである対象でしかなかったサンジがカッコよく見えました。そして完結おめでとうございます！ (2018年8月13日 7時) (レス) id: 1cd78180d9 (このIDを非表示/違反報告)
サヤマメ(プロフ) - 美優さん» 更新が遅くなりすみません！ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年4月20日 0時) (レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
美優 - 夢主のこれからどうなるのかすごく気になります。更新頑張ってください (2018年4月16日 6時) (レス) id: 4652e6effc (このIDを非表示/違反報告)
サヤマメ(プロフ) - ちゃんともさん» コメントに気がつくのが遅くなりすみませんでした！ありがとうございます！訂正してあります！ (2017年12月7日 0時) (レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤマメ | 作成日時：2017年8月30日 21時
