夢の扉が開いたようです

door 24 ページ25

親と合流し、お城を見て回る




「さっきの2人のどっちか、彼氏？」




『え、違うよ？』




「ふふっ。彼氏じゃないみたいよ〜？お父さん」




「そ、そんなこと、どーでもいいわ！」




「お父さんああ言ってるけど、さっきまで彼氏なのかって気になってソワソワしてたのよ？まぁ一人娘だものね、気になるのよ」




初めてそういうこと聞いた……




いつか、彼氏を両親に紹介する時が来るのかな…









ーーーーーー



『うわ〜、すごく綺麗なホテル！』




岡崎城から少し離れたところのホテルに着き、荷物をソファーの上に置いた




お風呂や明日の用意を済ませ、ベッドに転がる




その時、としみつさんから電話がかかってきた




『ち、ちょっとコンビニ行ってくる！』




親の前で電話をするのは少し緊張するし恥ずかしいから嘘をついて部屋から出た




『も、もしもし』




「もしもし。今大丈夫？」




『はい！大丈夫です。どうかしましたか？』




「……今日、岡崎来てたの？」




『え……なんで知って…？』




「てつやから写真送られてきたからさ。来るなら言って欲しかったな…と思って」




あの時の写真か……！




『すみません…。としみつさん東京行くって言ったので、言わなくてもいいかなって思って……』




「それでも！言って欲しかった…。てつやたちには岡崎来ること言っておいたの？」




『言ってないです。家族で岡崎城行ったんですけどたまたまお二人に会ったんです』




「…そっか。ならまぁ…いいけど。俺には言わずにてつやには言ってたら……ちょっと…嫌だったからさ」




それって………




『ヤキモチ……？』




「違っ………うことはなかったり、違ったり……」




『ふふっ……可愛い…』




「なんて？」




『なんでもないです、ふふっ』




嬉しい




好きな人がいるって…幸せだなぁ




「今日はどこか泊まってくの？」




『あ、はい』




「どこ？」




『えっと……〇✕ホテルってとこです』




「そうなんだ。明日も楽しんでね」




『はい。ありがとうございます』




「…………おやすみ」




『おやすみなさい』







離れてても、声が聞けるだけで幸せ




こういうのが幸せっていうんだろうな…

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