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3人が目の前にいるなんて…




信じられないな……




「よし、じゃあ一応確認しておくけど、ここにいるメンバーの名前は分かる?」




「え、僕らの視聴者さんじゃないの?」




「何回かは見てくれたことあるらしいんだけどね」




「あぁ、そうなんだ。じゃあ確認しといた方がいいかもね」




「俺の名前…分かる?…って自分で聞いといて、分かんないって言われたら怖ぇ〜!」




『ふふっ、分かりますよ!てつやさんですよね?』




「正解!よかった〜。ここで名前間違えられたら、俺が選ばれる確率0じゃんって思ったわ〜」




「俺は?」




『としみつさん』




「正解!じゃあこいつは?」




『虫…眼鏡さん』




「危な!今、虫…で止まるかと思った!」




「ははっ、もう虫さんの可能性低いな〜」




「ちょっとそんな事言わないでよ〜」




「よし。まぁここにいないヤツらの名前はもういらないわ」




「ひでぇ」




3人の会話を聞いていると、笑いが止まらなくなる




「…名前なんて言うの?」




『え?』




「あなたの…お名前聞いて…ます」




「てつや、新手のナンパじゃん」




虫さんのツッコミに「違ぇわ!」とてつやが返した




『A…ですけど…?』




「Aちゃんに俺達の名前教えてくれた友達ありがとね〜!おかげでこの企画すすめられます〜!」




てつやが笑いながらカメラに向かってそう言った




名前呼んでもらえるとか豪華すぎる…




日頃の行いがよかったんだな…私…




などと、そんなことを考えてしまう




「じゃあみんな、手差し出して」




すると3人は片膝を地面につけるような格好をして顔を下に向け、手を差し出した




「「「おねがいします!」」」




なんて豪華なシチュエーション…!?




こんなの一生ないわ…




北海道来てよかった!生きててよかった!




そんなことばかり頭をよぎる




友人の方を見ると、凄い顔をしていた




まだ3人のこと疑ってるのか…と思いながら、もう一度前を向く




ゆっくりと自分の手を彼の手に近ずけた









『…としみつさんで!』




そう言って、彼の手を握った





「よっしゃー!!!」




としみつは手を握ったままぶんぶんと振り、「ありがとう〜!」と私を見た




「なんで、なんで!?オレンジじゃん!お揃いじゃん!」




「いやぁー!嬉しい!ありがとう!」




としみつはそう言いながら私の隣に座った

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設定タグ:東海オンエア , YouTuber , としみつ   
作品ジャンル:恋愛
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サヤマメ(プロフ) - ともみさん» ありがとうございます!更新頑張ります!!! (2019年9月15日 0時) (レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2019年9月14日 1時) (レス) id: a1d30aa169 (このIDを非表示/違反報告)
サヤマメ(プロフ) - みななさん» ありがとうございます!どんどん更新していこうと思います! (2019年7月14日 12時) (レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
みなな - すごく面白いです!! 早く次だしてほしいです!! (2019年7月14日 4時) (レス) id: 9964bebab6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サヤマメ | 作成日時:2019年7月14日 1時

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