夢の扉が開いたようです (ページ16)

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あれから１ヶ月近くたった今でも、毎日のようになんらかの写真がてつやから送られてきていた

たまに電話も来たりして、前よりも彼らが近くなった気がする

昨日の動画どうだった？とか聞かれたりもして、面白かったと伝えるとしばゆーが考えた企画だった時はいつも「しゃーっ！」という大きな声が聞こえてくる

動画だけでなく、いつの間にか今日の写真はどんなのだろう？ということも楽しみになっていた

【来週、大阪でイベントがあるんだけどさ】

その日の夜、としみつからLINEがきた

【動画で言ってましたよね！頑張ってください！】

【そのイベントの次の日、みんなで京都遊びに行こーぜっていう話になったんだけど、Aちゃん空いてる？一緒に飲みにでも行きたいなって】

え……

飲みに行きたいって…前に虫さんが言ってくれたけど、まさか本当だなんて…

【全然大丈夫です！嬉しいです！】

【よかった！じゃあ時間とか場所とかはまた決まったら言うから！】

【了解です！ありがとうございます！】

こんなこと……

最近幸せすぎてバチでも当たるんじゃないかな…

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イベントの翌日

夜7時にとある店に集合という連絡があったが、少し早めに家を出ることにした

『服は…大丈夫。メイクも…濃過ぎないし…大丈夫…だよね？』

家を出る前に鏡でチェックする

今日は全員来ているらしい

しばゆーとゆめまるは始めて会うから緊張するな…

電車に揺られている間、緊張で心臓の音がうるさいくらいに響いていた

「あ、Aちゃん…！」

と、お店の前でそう言って手を振ってくれたのはとしみつだった

『すみません！お待たせしてしまって！』

「全然大丈夫！とりあえず入ろっか。でもまだてつやと虫さんしかいないんだけど」

としみつは笑いながらそう言った

『こんばんは～。お久しぶりです』

奥の部屋に入るとてつやと虫さんの姿があった

「久しぶり～。早速飲もうかって言いたいとこだけど、あと3人くるまで待ってもらえる？」

『もちろんです！昨日はイベントお疲れ様でした』

「ありがと～。あ、てつやがあげたやつつけてくれてんだ」

としみつが私のスマホを指さす

『はい！ありがとうございました。凄く嬉しかったです』

「気に入ってくれてよかった～」

その時、ガラッと扉が開いた