Un agne 9 ページ9
ズサッ……ドスッ……というような音が聞こえらそっと覗いてみるとそこには……
『え……どういう状況……』
「今回の裁判で勝つために必要なんだって。肉を人間の体に見立てて、刃の刺さり方を調べてるらしいですよ」
『こんなお肉いくらしたんだ……』
すると神倉さんはそっと私にとある記事を見せた
『これっ……』
それは裁判の記事だった
ヒステリー女法医学者……こんなミコトさんを批難するような記事見せられない
するとひょいとその紙が奪われた
「ヒステリー女法医学者。格好の餌だな｣
『中堂さん！』
ミコトさんに見られたらどーするの！？
その考えは既に遅く、その紙はミコトさんの手にあった
「……そっちこそどうだったんですか？坂本さんの代理人と会ったんですよね？」
「…あぁ…いや、訳がわからなかった」
坂本さんは中堂さんの辞職を望んでいると弁護士に言われたが無理だと断り、謝罪しろという要求も「何をだ？｣と言う調子で全く話が進まなかったらしい
「あの……中堂さんって相当感じ悪いですよ」
『ふふっ……』
つい吹き出してしまい慌てて口を抑える
「108回…と言われた」
『ふっ……クソの回数ですか？』
いや、煩悩の数か…？
私がそう言うと夕子さんが「もー無理！」と言って笑いだした
「謝っては……？」
六郎くんが恐る恐る言う
「だから何を謝るんだ」
本気で言ってんのかこの人…
「じゃあ辞めるしかないですね」
ミコトさんにそう言われると中堂さんは所長室に入ってしまった
ーーー
裁判まであと数時間
『ミコトさん…裁判に勝つ策はあるんですか？』
「ん〜……まぁね」
ミコトさんが笑った
「A、中堂さん頼んだよ！身だしなみ特にね！」
『はい……？』
2人で何か話していると思ったら、ミコトさんは慌てて飛び出して行った
中堂さんの方を見ると喪服姿だった
『え、お葬式……ですか？』
「正装がこれしかない。裁判所行くぞ」
『はい！？』
中堂さんと一緒に車に乗り込み裁判所へ向かう
行く道中で話を聞くと中堂さんが裁判に出ることになったらしい
それにしても喪服って……
裁判所に着き、廊下を早足で歩く
『ネクタイ緩めすぎです！きちっとして下さい！』
「うるさいな……」
『もう……開けますよ！』
ギィーと音を立て扉を開けた
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サヤマメ(プロフ) - 少女 A.さん» 見返しましたら、ダイニングになってました(汗)教えてくださりありがとうございます！訂正しておきます！ (2019年1月7日 17時) (
レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
少女 A.(プロフ) - ダイニングメッセージじゃなくてダイイングメッセージですね (2019年1月7日 17時) (レス) id: 8c31f8567a (このIDを非表示/違反報告)
サヤマメ(プロフ) - ラミンさん» これからの展開は既に決まっていますが、ここでお伝えしちゃうとネタバレになっちゃうので...すみません！ (2018年12月4日 17時) (レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - 中堂さんと夢主は結ばれるの？ (2018年12月4日 9時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - 久部くんが中堂さんに本当の事を包み隠さず言うのは？どうかな？ (2018年12月4日 8時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤマメ | 作成日時：2018年10月14日 16時
