Un agen 36 ページ36
「こちらでお待ちください」
その会社で働いている女性に案内された部屋で岩永さんを待つ
『すごい大きな会社ですね……』
「絶対お金持ち。あの事務の会員ってだけでも好感度高いのにこんな大きな会社の経営してるって……やっぱり好物件だわ」
こんなこと言いたくないけど夕子さん絶対男見る目ない……
「すみません。お待たせしました」
「お忙しいのにすみません。A連れてきたんで許してくれます？」
夕子さんが笑いながら言う
『ちょ、夕子さん……』
「またお会いできて嬉しいです。あの後何回もLINEしてるんですが……」
『すみません。最近携帯の調子おかしくて……』
なんてめんどくさい人なんだ……
「そうだったんですか。返信が帰ってこなかったので嫌われたのかと」
『…ははっ……』
やっぱり嫌いなタイプだ……
助けを求めるようにミコトさんの方をむく
「お伺いした要件を簡単に説明しますと、バイタルデータを見せていただきたいんです」
「こちらのサンプルでよければどうぞ？」
「実際のデータを確認したいんです。的確なデータを知るために。そのデータは氏名ではなくイニシャルで表記されているとお聞きしました。それなら個人情報保護法には違反しませんよね？」
｢では今度食事でも。Aさん｣
『え、私……？』
行きたくない。そうも言えない
なんて言おうかと考えていた時
「はいよろこんで！」
夕子さんが勢いよく答えた
しばらくすると岩永さんがそのデータを持ってきた
権田原、細川この2人のイニシャルを探す
「社長……少しよろしいですか？」
岩永さんが呼び出され席を外した瞬間ミコトさんがそのデータの写真を撮る
『夕子さん……私絶対ご飯食べに行きませんからね？』
「食事くらいいいじゃん。Aも彼氏欲しいんでしょ？」
「多分Aは東海林レベルに彼氏欲しいとは思ってないと思うよ〜？」
『そ、そんなこと』
「あ、ミコトは彼氏欲しがって熱心に頑張っちゃってる私をバカだと思ってんでしょ？｣
「思ってないよ」
「ミコトはさ、何で結婚間近の彼氏と別れたわけ？贅沢なんだよ」
なんか話の雲行きが……
「何でだっていいでしょ」
「ああそう。ミコトってそういうとこあるよね。自分のことを何も話さないし何考えてるか分かんない。まあいいけど。別にうちら友達じゃないし｣
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サヤマメ(プロフ) - 少女 A.さん» 見返しましたら、ダイニングになってました(汗)教えてくださりありがとうございます！訂正しておきます！ (2019年1月7日 17時) (
レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
少女 A.(プロフ) - ダイニングメッセージじゃなくてダイイングメッセージですね (2019年1月7日 17時) (レス) id: 8c31f8567a (このIDを非表示/違反報告)
サヤマメ(プロフ) - ラミンさん» これからの展開は既に決まっていますが、ここでお伝えしちゃうとネタバレになっちゃうので...すみません！ (2018年12月4日 17時) (レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - 中堂さんと夢主は結ばれるの？ (2018年12月4日 9時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - 久部くんが中堂さんに本当の事を包み隠さず言うのは？どうかな？ (2018年12月4日 8時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤマメ | 作成日時：2018年10月14日 16時
