Un agne 35 ページ35
次の日
『夕子さん！大変です！』
「どうしたの？」
『ミコトさんから聞いたんですけど、夕子さんが今回の連続殺人の容疑者だと疑われてるみたいなんです』
「それ、ほんと？」
『ミコトさんと六郎くんが坂本さんの所に行った時聞いたって……』
権田原さんのご遺体は坂本さんが務めている明邦大学に運ばれたとの事で、2人がそのご遺体に関する情報を聞きに行ったのだ
「え……どうしよ！？」
「本庁が話を聞きに来るって言うのは、嘘だな。任意に引っ張る気だ」
中堂さんがそう言う
「警視庁の人がもう来ました！」
神倉さんが叫ぶ
『もう！？』
「隠れろ！」
警視庁の人達に見つからないようにするため中堂さんが私たちの肩を押し机の下に隠れる
「今の状況で任意同行に応じたら、クソつまらん理由で拘留されてやってもない罪を自白させられる｡訳の分からんでっち上げストーリーを密室で毎日毎日念仏のように唱えられてみろ｡クソほどの体力、気力、根性がなきゃ挫ける……お前根性あるのか？｣
夕子さんが首を横に何度も振る
『夕子さん逃げてください！』
警視庁の人達に見つからないよう四つん這いで夕子さんが逃げていく
私は立ち上がり中堂さんと一緒に所長室に隠れる
外からは夕子さんの居場所を教えまいと必死に言い訳をする神倉さんの声が聞こえた
ーーー
『神倉さんかっこよかったです』
「いや……もう必死でしたよ。寿命が縮みましたよ…」
神倉さんはハンカチで汗を拭う
prr prr prr
『夕子さんだ。もしもし？』
「今からミコトと岩永さんの所に行って、亡くなった2人のバイタルデータを見せて貰いに行くからAも来て！」
『え……嫌ですよ！岩永さん苦手ですし』
「そんな事言わないでよ〜。個人情報だからそう簡単には見せてもらえないと思うの。岩永さんAに気があるでしょ？だからAがお願いすれば見せてくれるかもしれないし……」
『……わかりました。そのバイタルデータで死因ごわかるかも知れませんし……私の事情なんて気にしてられませんもんね』
電話を切り上着を羽織る
『すみません、ちょっと行ってきます！』
ーーー
「A本当ありがとね〜」
『いえいえ。その代わり今度一緒にご飯行きましょ？』
「そんなんでいいの！？いくいく！」
そんな話をしながら3人で会社の中に入った
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サヤマメ(プロフ) - 少女 A.さん» 見返しましたら、ダイニングになってました(汗)教えてくださりありがとうございます！訂正しておきます！ (2019年1月7日 17時) (
レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
少女 A.(プロフ) - ダイニングメッセージじゃなくてダイイングメッセージですね (2019年1月7日 17時) (レス) id: 8c31f8567a (このIDを非表示/違反報告)
サヤマメ(プロフ) - ラミンさん» これからの展開は既に決まっていますが、ここでお伝えしちゃうとネタバレになっちゃうので...すみません！ (2018年12月4日 17時) (レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - 中堂さんと夢主は結ばれるの？ (2018年12月4日 9時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - 久部くんが中堂さんに本当の事を包み隠さず言うのは？どうかな？ (2018年12月4日 8時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤマメ | 作成日時：2018年10月14日 16時
