Un agne 34 ページ34
こんな立て続けにジムの会員の人が殺されるなんて……何かおかしい……
偶然……？
「2人とも大学からの友達で同じサークルだったって言ってた...」
『ジムの会員っていうだけの関係ではなかったんですね……』
「東海林さん､朝から大変でしたね」
六郎くんが心配そうな顔で夕子さんを見つめる
「ねぇ…これイヤーカフの跡かも。権田原さんも付けてた」
ミコトさんが細川さんの耳の裏の発赤を見つけた
「あぁ、あれはうちのジムのバイタルセンサー…」
夕子さんが呟く
『それ私も昨日貰いました』
解剖後、私と夕子さんでそのイヤーカフについてみんなに説明をした
「なるほど…耳には毛細血管が集まるから、イヤーカフで心拍数や血圧をリアルタイムで計測すると…」
『そう。それで健康管理に役立ててるんだってさ』
昨日岩永さんに渡されたが、まだモニター段階だと聞きつけるのは少し怖い気がしてまだカバンに入ったままだ
「てか……さっきからAの携帯うるさくない？」
ポケットに入っている携帯がさっきからずっとなり続けている
『これ朝からなんですよ……LINEの嵐。電源切ろうかとも思いましたけどいつ誰から連絡あるかもわからないですからね』
「誰から？」
『昨日の合コンで知り合った岩永さんって人です』
ロック画面にはその人からのとんでもない量のメッセージが並んでいる
「なになに…？昨日はありがとうから始まって……今度はいつ会えますか？仕事は何してるの？休みの日は何を？一緒にあの店行きませんか…………何この男」
『もうとんでもなく迷惑です』
「上着が役に立ったんじゃなかったのか」
中堂さんは腕を組みながら言う
『役には立ったんですよ？合コンの後もう一軒行きましょうって誘われて、断る時に役にはたったんですけど……何故か朝からこういうメッセージが……』
苦笑いしかできない
「あの…このバイタルデータを見れば2人が死んだ瞬間の体内変化が分かるんじゃないですか？」
六郎くんが声を大きくして言う
「死因の手掛かりになりますか？」
ミコトさんが中堂さんに尋ねる
「なるかもな」
ーーー
今回の事件は単なる殺人ではなく、連続殺人として扱われることになったらしい
「後日本庁の2課がここにきます。東海林さんの話を聞きに」
毛利さんがそう言う
『2課……本当に大事じゃないですか…』
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サヤマメ(プロフ) - 少女 A.さん» 見返しましたら、ダイニングになってました(汗)教えてくださりありがとうございます！訂正しておきます！ (2019年1月7日 17時) (
レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
少女 A.(プロフ) - ダイニングメッセージじゃなくてダイイングメッセージですね (2019年1月7日 17時) (レス) id: 8c31f8567a (このIDを非表示/違反報告)
サヤマメ(プロフ) - ラミンさん» これからの展開は既に決まっていますが、ここでお伝えしちゃうとネタバレになっちゃうので...すみません！ (2018年12月4日 17時) (レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - 中堂さんと夢主は結ばれるの？ (2018年12月4日 9時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - 久部くんが中堂さんに本当の事を包み隠さず言うのは？どうかな？ (2018年12月4日 8時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤマメ | 作成日時：2018年10月14日 16時
