Un agne 33 ページ33
「それは同僚として聞いてる？……法医学者として聞いてる…？｣
「両方｡だからあったこと全部話して？」
夕子さんはカーテンから出てきて話し始めた
｢正直に言うけど.……全然覚えてない！｣
ベッドで亡くなっているのは、昨日の合コンで一緒に飲んでいた権田原登であることは、私も昨日合コンに行ったから確かだ
「そこまで飲んだ覚えないのに、帰り際異様に眠気に襲われて……権田原さんにタクシーで送るって言われたんだけど……Aと一緒に帰ろうと思って断って……そこからの記憶ゼロ」
『私も帰ろうと思って夕子さん探したんですけどもう既にいなくなってたので……もしかして……権田原さん睡眠薬か何か飲まして無理やり……？』
「とりあえず血液検査しよっか」
ミコトさんがカバンから取り出す
「じゃあさ、私は薬飲まされて連れ込まれて、襲われる前に相手が運良く心筋梗塞かなんかで突然死してくれたって事？｣
「それがね……あの人窒息死してるみたい。かすかにチアノーゼが出てる」
私も頷いた
しばらくして毛利さんたちが駆けつけてきた
「こんな服着て……東海林さんにも落ち度が……ねぇ？」
毛利さんが、夕子さんの着ている背中が開いた服を見てそう言う
『毛利さん……今の言葉おかしくないですか？どんな服着ようが自由です』
「いや……あの…ね？」
「女性がどんな服を着てようが、酔っ払っていようが、襲っていい理由にはなりません。同意のない性行為は犯罪です」
ミコトさんが私の代わりに言いたいこと全て言ってくれた
「毛利さん、権田原のカバンの中からこんなものが」
向島さんが薬を見せた
「ほら！」と夕子さんは指さす
「これはこちらで調べますから」
ーーーーー
『ただ今帰りました〜』
「あ、おかえりなさい。東海林さんは？」
『まぁ……そっとしてあげて？』
不思議そうな顔をする六郎くんにそう答えた
「あ、今から解剖なんです。3人とも帰ったきたばっかりですけど大丈夫ですか？」
『「もちろん」』
ーーーー
ご遺体を前に中堂さんが所見を述べる
その時
「きゃぁぁ！」
『夕子さんどうしました！？』
「紳士的で細マッチョ……細川さん……」
『細川さんって昨日の合コンには来なかったけど夕子さんの本命の……？』
こんな立て続けにジムの会員の人が殺されるなんて……
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サヤマメ(プロフ) - 少女 A.さん» 見返しましたら、ダイニングになってました(汗)教えてくださりありがとうございます！訂正しておきます！ (2019年1月7日 17時) (
レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
少女 A.(プロフ) - ダイニングメッセージじゃなくてダイイングメッセージですね (2019年1月7日 17時) (レス) id: 8c31f8567a (このIDを非表示/違反報告)
サヤマメ(プロフ) - ラミンさん» これからの展開は既に決まっていますが、ここでお伝えしちゃうとネタバレになっちゃうので...すみません！ (2018年12月4日 17時) (レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - 中堂さんと夢主は結ばれるの？ (2018年12月4日 9時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - 久部くんが中堂さんに本当の事を包み隠さず言うのは？どうかな？ (2018年12月4日 8時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤマメ | 作成日時：2018年10月14日 16時
