Un agne 3 ページ3
この日は三澄班と一緒に行動していた
『練炭の一家心中か……』
普通の人よりも遺体を見る回数は確実に多いけれど、こういう風に現場を見るって言うのは何回あっても慣れない
『この間は院内感染……今日は心中……最近ちょっと暗い話多いね』
「心に来ますよね……」
家に入る前に六郎くんと言葉を交わす
「肌がサーモンピンク……やっぱり一酸化炭素中毒……」
肌がサーモンピンクに変色するのは一酸化炭素中毒の特徴だ
「待って……何これ？頭皮に白い……粉？」
ご遺体からは成分の分からない白い粉、腕には擦り傷といったものが見つかったため、全員解剖することに決まった
UDIに戻りさっそく解剖に取り掛かる
「では、二人目が家主の佐藤正一、56歳男性。妻からみくだりはんを突き付けられ二年前に離婚。会社で早期退職を進められており再就職も決まらずに悩んでいた」
毛利さんがご遺体の情報を読み上げるのを聞きながら紐を結び直す
「佐藤正一はこのサイトにアクセスしていました」
毛利さんが見せたのはじさつ死亡者を集うサイト
｢佐藤正一が練炭も用意してます」
その時
「いい加減にしろ！必要な情報は現場の状況だけだ。じさつに誘導するためのくそくだらねえ話をだらだらと」
毛利さんの話を中堂さんが遮る
｢私は先生方の役に立つかと」
中堂さんは片手で毛利さんの頬を掴む
この人は争いを産む天才か……
『中堂さん、そんなことしてる時間がもったいないですよ。早くやりましょう』
「Aよく言った！」
夕子さんとミコトさんがそう言った
中堂さんは「クソっ」と小さく言ってから毛利さんから離れた
そして、ミコトさんと中堂さんはご遺体にメスを入れた
『亡くなった4人のうちこの人だけ身元不明なんですよね』
「名無しのななこちゃん」
『どうにかして身元がわかればいいんだけど……』
「毛利さん、心臓見てください」
ミコトさんが毛利さんを呼ぶ
「左心室が赤いのに比べて右心室が暗い。左右の色調差が明瞭です」
「一酸化炭素中毒だよね？」
「凍死です」
『部屋で凍死ってどうやって……』
すると名無しのななこちゃんの胃からミコトさんが紙を取り出した
その紙には
｢ユキオトコイタスケテ花？｣
これって……
『ダイイングメッセージ……？』
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サヤマメ(プロフ) - 少女 A.さん» 見返しましたら、ダイニングになってました(汗)教えてくださりありがとうございます！訂正しておきます！ (2019年1月7日 17時) (
レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
少女 A.(プロフ) - ダイニングメッセージじゃなくてダイイングメッセージですね (2019年1月7日 17時) (レス) id: 8c31f8567a (このIDを非表示/違反報告)
サヤマメ(プロフ) - ラミンさん» これからの展開は既に決まっていますが、ここでお伝えしちゃうとネタバレになっちゃうので...すみません！ (2018年12月4日 17時) (レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - 中堂さんと夢主は結ばれるの？ (2018年12月4日 9時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - 久部くんが中堂さんに本当の事を包み隠さず言うのは？どうかな？ (2018年12月4日 8時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤマメ | 作成日時：2018年10月14日 16時
