Un agne 14 ページ14
「A〜。今日東海林と一緒にご飯行くけどどう？」
『すみません！今日は用事があって……』
Aは手を合わせて謝る
「あ！男か！」
『違いますよ！私、彼氏いませんし』
「そうなんですか！？」
『……そんなに意外？』
怪しんでいる六郎くんに笑いかける
『じゃあお先失礼します』
「おつかれ〜」
そう言ってラボを出るAの後にもう1人、ラボを出る人がいた
ーーー次の日
「えー、今日はAさんはお休みです」
「ほら絶対男だよ！」
「昨日彼氏いないって言ってたでしょ？東海林もすぐ男、男言わないの！」
「はぁーい」
東海林は適当に返事をした
ーーーー
「Aちゃん、来てくれてありがとうね。優香も……喜んでるとっ……」
優香の母は泣きながらそう言った
『おばさん……』
既に葬儀は終り親族しか残っていない
『最期に優香と2人で話したいの。……いいかな……？』
「もちろん…！話してあげて…！」
おばさんが出ていき、私はそっと棺桶を開けた
なんて綺麗なんだろう
そっと頬に触れるととても冷たかった
この冷たさはよく知っていても、とても辛かった
『優香……ごめんね…………ごめんっ……私何もしてあげられなくてっ……。
優香に何があったのか…自分の手で……ちゃんとしなきゃって……思ってたのに……っ……動けなくて…』
ポタポタと地面に涙がこぼれていく
その時
「おい」
彼の声が後ろから聞こえた
『何で…いるんですか？……ストーカーですか……？』
背を向けたまま必死に涙を止めようと袖で拭う
「………1人で思い詰めるな」
『……解剖の時は迷惑をかけてしまって…すみませんでした。…身内だとしても冷静でいるべきでっ……』
「ふざけるな」
腕をひかれ中堂さんの胸におさまる
『中堂さっ！？』
だめだ……こんな時に優しくされたら……
「身内があの場に来たら誰でもああなる。冷静でいられるヤツなんざ人間じゃねぇ。
辛いなら辛いと言え。泣きたきゃ泣け。それを迷惑だと思うやつはUDIにはいないだろ。三澄たちに頼るのがまだ怖いなら…俺に言え」
無愛想だとか言ったこと全て謝ります
だから今だけ……
『泣きたい…です…っ』
「あぁ…」
中堂さんが私の頭に手を置いた
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サヤマメ(プロフ) - 少女 A.さん» 見返しましたら、ダイニングになってました(汗)教えてくださりありがとうございます！訂正しておきます！ (2019年1月7日 17時) (
レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
少女 A.(プロフ) - ダイニングメッセージじゃなくてダイイングメッセージですね (2019年1月7日 17時) (レス) id: 8c31f8567a (このIDを非表示/違反報告)
サヤマメ(プロフ) - ラミンさん» これからの展開は既に決まっていますが、ここでお伝えしちゃうとネタバレになっちゃうので...すみません！ (2018年12月4日 17時) (レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - 中堂さんと夢主は結ばれるの？ (2018年12月4日 9時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
ラミン(プロフ) - 久部くんが中堂さんに本当の事を包み隠さず言うのは？どうかな？ (2018年12月4日 8時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤマメ | 作成日時：2018年10月14日 16時
