Paradise22 ページ22
食材も買い揃え出航の準備も整った
「イステナさん、本当にありがとう」
船の前に立つ彼女にナミが話しかける
「治安が悪い島だっておっしゃってましたよね……？お気をつけて。皆さんが無事にAさんを助けられること願っています」
「ありがとう。あ、さっきも言ったけどハザード島には5日くらいで着くと思うの。だから、5日後もう一度Aがどこにいるか見てもらえる？」
イステナの顔にははてなマークが浮かぶ
「無事に助けられたらAは私たちの船にいるでしょ？イステナさんにはここまで助けてもらったからちゃんと結末まで知ってもらいたいの」
ナミがそう言うとイステナは微笑み
「分かりました！」と答えた
ナミが船に乗り込むとルフィが大きな声で
「出航だー！」と叫ぶ
イステナはその船が、見えなくなるまでその場で眺めていた
「本当に良かった……小さな手がかりでもつかめればと思ってたけど、場所まではっきりと分かるなんて……それに無事だってことが分かって……」
「でもよ、その島って元犯罪者が多い島なんだろ？てことはよ……Aはもしかして……そういう危ないヤツに攫われたってことか……？」
ウソップが不安そうに言った
「そうだな……でもAがそういうやつに攫われた理由はなんだ？｣
「攫う相手なんて誰でもよかったのよ。偶然……近くにAがいたから攫ったんじゃない……？女だから力も弱い……それに整った顔してるもの……攫うにはうってつけだったのよ……」
ゾロの言葉にナミが返す
「その日Aは船の中にいた。ということはそいつは船の中に入ったってことだろ？そうしてまで攫うか？それに荷物もすべてねぇんだ……前からAを狙ってたようにしか思えねぇ……」
海賊を狙うといえば海軍であり
犯罪者に狙われる理由はない
そのような人に恨まれるようなことをした覚えもだれにもなかった
ましてやAがそのようなことをするとも思えない
「それはゾロの憶測だろ？本当にたまたま攫われたかもしれない。なんで攫われたのかなんて俺達には関係ねぇ事だ。助けを求められたから助けに行く。それだけだろ？なぁサンジ」
フランキーが静かに海を眺めるサンジに声をかける
「あぁ……そうだな。なんで攫ったのか今は気にしねぇ……全て攫った本人に聞いてやる……」
そう言ってふぅーと口から煙を吐いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 201人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サヤマメ(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 遅くなりすみません！私もサンジくん一番好きですよ〜！！ (2018年7月22日 20時) (
レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - サヤマメさん» ワンピースの中ではサンジ君が1番好きです 依存してます (2018年6月28日 17時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
サヤマメ(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！なかなか更新出来ずすみませんでした。これからはゆっくりですが更新していこうと思うので楽しみにしてくださると嬉しいです！ (2018年6月27日 1時) (レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - めっちゃいい話っ！神小説発見！ 更新毎日ワクワクしながら待ってます！頑張って！！！ (2018年6月25日 22時) (レス) id: ed29df0366 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サヤマメ | 作成日時：2018年4月21日 0時
