昔と今 ページ15
あいつらが付き合っていたことを
ここのヤツらは誰も気づいていなかったかもしれないが
俺は知っていた
アイツらが幸せそうだったからな
ﾙﾌｨ「行かせてやってくれって言ってもなぁ…荷物ここにあんのに…」
ゼフ「まだ取ってこねぇと行けねぇ物があんだよ」
多分まだAはあのクソガキのことを好きなのだろう
おそらく…クソガキもAのことを…
なんで別れちまったのかは分からないが
取り戻すなら今のうちだ…
これ以上時が経つと絡まった糸がほぐれなくなっちまう
ﾙﾌｨ「そうなのか」
ﾙﾌｨは何もわかっていないようだったがそう答えた
Aに伝えねぇと…
あの時は悪かったって謝らねぇと…
俺は…Aなことが嫌いになったんじゃないって…
俺は…今でも…！
サンジ「A！」
貴「……サンジ…？」
Aは俺の方へ振り返った
しゃがみこんだまま
Aの前には割れた皿が落ちていた
サンジ「皿…割ったのか」
貴「うん…ごめんね」
サンジ「お前は触るな。怪我するぞ」
そう言うとAは手を引っ込めた
サンジ「こんなこと…昔にもあったな…」
しばらくの沈黙のあと
貴「そんなこと……あったっけ？」
Aはそう答えた
そうだよな…覚えてるはずがねぇ
サンジ「なぁ…今日が最後の仕事だって言うのは本当だったんだな」
貴「え……」
サンジ「お前は嘘だって言ってたけど、聞いちまったんだ。クソジジイに最後の仕事だって言ってるとこ」
貴「あ…バレちゃったか」
Aはそう言って笑った
貴「みんなに言うといつもと違う感じになっちゃうかな？と思って…なんか…必要以上に優しくしてくれそうだったから」笑
サンジ「そうか…。まだ皿洗うの終わってないだろ？手伝うよ」
貴「え、いいよ！私だけでできるし！」
サンジ「駄目か？」
貴「駄目じゃないけど…」
そう言うとサンジは私の隣に立って一緒に皿を洗い始めた
なんか…昔みたいだな…
サンジ「なんな…昔みたいだな」
私と…同じこと思ってくれたんだ…
貴「そ…そうだね」
サンジ「あの日…なんでお前と別れたんだろうって今でも後悔してる」
貴「え？」
サンジ「本当に…ガキだったと思う」
貴「ちょ、ちょっと意味がわからないんだけど…」
サンジ「俺…Aのこと嫌いになったから別れたわけじゃないんだ」
それを聞いたAは呆然としていた
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サヤマメ(プロフ) - ゆりあさん» 読んでいただきありがとうございます！そう言ってくださり嬉しいです！時間が出来たら書いてみようかな……と思います！他のものも読んでくださってるんですか！？本当にありがとうございます！ (2017年8月24日 14時) (
レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - 面白いです。切キュン的な。その後が少し気になるような．．．お時間があればお願いさたいものです笑他の作品も好きです。頑張ってください！ (2017年8月24日 12時) (レス) id: 45a22d77c5 (このIDを非表示/違反報告)
サヤマメ(プロフ) - 雅さん» どうするんでしょうかねぇ……？いつもありがとうございます！ (2017年8月18日 9時) (レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
雅(プロフ) - サヤマメさん» お、お〜!?どうなるんだ、どうなるんだ!?と思いました！サンジどうするんだ!?って思いました！ (2017年8月17日 22時) (レス) id: 20da2af22e (このIDを非表示/違反報告)
サヤマメ(プロフ) - 雅さん» 気づいてたっぽいです(笑）頑張れ！ですね、 (2017年8月17日 10時) (レス) id: aba8bc13a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤマメ | 作成日時：2017年8月15日 12時
