お兄ちゃんなんか嫌い… (ページ15)

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１４～過去～ページ15

ある日。

学校での１日が終わり、帰ろうとした時。

『ねえ葉菜ちゃん。ちょっといい??』

葉「えっ??」

『ほら。来いよ。』

嫌な予感しかしない。

でも、言う事聞かなかったら…

と思うと怖くて、その子達に付いて行ってしまった。

連れてこられたのは、学校の使われていない倉庫。

やっぱり当たった。

『お前はこれから俺達のストレス発散のおもちゃな。笑』

『いいよな。笑お前は家でいい思いばっかしてんだし。笑』

『私達、家に帰っても芸能人いないからさあ。笑』

葉「…や、だ…」

『なに??おもちゃが盾つくの??』

葉「…私、家でいい思いばっかしてない。嵐のメンバ－とも会ったことなんかない。」

『そんなのただの言い訳でしょ。』

『おもちゃは私達の言う事だけ聞いてればいいの。』

それからと言うもの、暴力を振るわれた。

けど。

２週間も経つと、耐えられなくて不登校になった。

そして。

お兄ちゃんにもお姉ちゃんにも理由を言わず、

学校を辞めた。

こうなったのも全部お兄ちゃんのせい。

お兄ちゃんなんか嫌い。

大嫌い。