3日 ページ5
あれから数ヶ月
過酷
なんて生易しいものじゃ無い
大人達の話を聞く限り、
将来はサイファーポールという
所謂政府の管轄に配属される
英才教育、と言えば聞こえは良いが
つまりはただの洗脳だ
『その洗脳に毒されかけてる私も私、か…』
結局私に帰る場所なんて無い
ココで精一杯勉強し、力を付けるしか無いのだ
「何ブツブツ言ってんだ気持ち悪りぃな」
『……うるさい』
「ンだとこのっ…！！」
唐突に話し掛けてくる彼の名前はジャブラ
ただの単細胞、所謂バカだ。
何かと面倒見が良く、
ここの奴らには基本慕われている
事実、私がどれだけ邪険にしようと
歳上面して話しかけに来る。
暇なのか、コイツは。
7つ歳上らしいが、
彼の幼稚振りに断じて嘘だと信じている
『トレーニング、終わった？』
「おう！お前さんはこれからか？」
『今から、勉強』
心底嫌だ、
何が楽しくて大人と一対一を何時間も…
政府の“出来る”人になるには、
どうやら知識も必要らしい
……が、あのスパルタ教育は宜しくない
否、あの女よりはよっぽどマシだ。
それでも、
大人は嫌いだ。子供も嫌いだ。
私ももちろん大嫌いだ。
「ギャハハハハ！！そりゃ残念だったな！」
『うるさい』
嫌悪が滲み出ていたらしく、
バカ丸出しの顔を見せてきた
その顔も心底ムカついたから、
取り敢えず蹴っておいた。
トレーニングの方が気楽で良い。
勉強は…、本を読んでいると…
あの頃を思い出すから苦痛だ
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (2022年10月5日 16時) (
レス) id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
あお果実(プロフ) - 面白いです！更新楽しみに待ってます(*´∀｀) (2019年3月24日 2時) (レス) id: 11c4dc89d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月影草 | 作成日時：2018年6月6日 22時
