16日 ページ19
『何だこれは』
訝しげにリュアンへと視線を向けてやれば
「何ってお前…誕生日プレゼントだよ！」
あっけらかんとそう答えが返ってきた。
否、それは別に構わない。
決して自身の誕生日だから何と言う訳ではない
『何故私の誕生日を知っている？』
そう、私は誰にも告げた事は無い筈だ。
知っているのは書類の渡った大人くらいだ。
「おしゃべり好きのフクロウって知ってるか？」
『…なるほどな』
噂は何でも人に話したがる、
そんな男が居ると耳にした事はある。
私の一つ歳上…だった筈だ。
大方、あの大人達の会話でも聞いて、
その情報が回ってきたのだろう
「お、何だお前らまた一緒に居るのか！」
態々空気をぶち破るようにして割り込んで来た
『「馬鹿犬…/ジャブラ！」』
どいつもこいつも暇なのか
「あ？何だそれ」
『…リュアンに貰った』
黒いシルクハットを馬鹿犬に差し出す。
「違ェよ、お前さんの肩に乗ってる鳩だ！」
『「…………」』
態々それに触れる必要性は無いだろう
見ろ、リュアンは必死に笑いを耐えてやがる
「これはなァ…ルッチのペットだ！！」
『おい』
「…は？」
何故お前が誇らしげに語る
そして馬鹿犬、更に阿保面を晒すな。
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (2022年10月5日 16時) (
レス) id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
あお果実(プロフ) - 面白いです！更新楽しみに待ってます(*´∀｀) (2019年3月24日 2時) (レス) id: 11c4dc89d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月影草 | 作成日時：2018年6月6日 22時
