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86話出会い ページ25
――――――――――side
目が覚めると、見たことのない場所、場所…
「どこだ!?」とAは起き上がると、ジャラっと音が聞こえた
棒に繋がれている鎖が彼女の足に繋がれていた
その鎖はAを何処にも行かせないように繋がれていて
自由が無くなった
逃げることも出来なくなった
鎖を引きちぎろうとしてもまだ、7歳のAには無理な話だ
まだ、魔導書も貰っていない不安定な魔力でも同じだ
「自由が無い」「逃げられない」という絶望と
「自分の自由な人生はここでは終わりだ」と諦めが出て来た
もし、運が良ければきっと優しい貴族が拾ってくれるかもしれない
悪かったら、一生彼女は自由の無い奴 隷として生きるのかもしれない
幼いながらも、自分の未来を悟ってりかけていた
そう考えていると、声が聞こえた
「手に入れだ商品゙は珍しい髪色しておりまして…」
「そう。」
「えぇ、いたぶるのも愛玩動物にするのも、飼い殺しするのも、お客様の自由です。」
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作者名:菊春 | 作成日時:2021年11月20日 13時