別れる者と帰って来た者 ページ48
――――――side
驚く3人を他所にアスタはルミエルの隣にいるネロの名前を呼ぶ
ネロの名前を呼んだことに今度は怪訝そうにノエルはとうとう頭がっと言いかけた時、ネロの肯定の言葉にまた、驚いた
アスタ「オマエ…すげー鳥だと思ったけど人間に変身出来るよーになったのか〜！！？すげぇぞぉおお――――！！！」
ネロ「………」
勘違いしているアスタに訂正するように元から人間だったっと告げさっきのアスタの言葉におこがましいっと言い彼の頬を引っ張る
小鳥の姿のネロを気に入っていたノエルはネロが人間であることに驚いてはいたがこっちはこっちでいいっと思う
ルミエル「フフ…僕にとって『魔法帝』はただの言葉にすぎないけれど 君や君の幼馴染には僕らが目指した理想が確かにこの時代にも受け継がれていると教えてもらった」
どっちが魔法帝になるかなっと呟くとオレですっとアスタが反応しネロは違いますっと言う
穏やかな雰囲気を終わらせるようにビシッっと聞こえた
その音はルミエルから聞こえており、もう時間だっとルミエルは告げた
ルミエルはネロに話しかけ、ネロは彼がいくならば自分もと言ったが
その言葉をルミエルが遮り自分の分まで生きて欲しいと伝えると震える手で彼の手を握り
ネロ「私は…ずっと…アナタにお仕えできて…幸せでした………！」
ルミエル「ありがとう 僕も幸福だったよ 500年…本当にお疲れ様 セクレ……！」
―――――――――――――――――――――――――
――――――――
―――
一方、その頃、ヤミとウィリアムは亡きユリウスが眠る場所へ来た所、自分の魔法で覆っていたユリウスが見えたらない
確かにこの中に居た筈っと思った矢先、もう二度と感じることのない魔力と二度と聞くことのないその柔い声に振り返ると
子供となったユリウスがそこに居たのだ
ヤミ「な……！！？ユリウスのダンナ！？！」
ユリウス「お疲れ様 ヤミ ウィリアム」
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作者名：菊春 | 作成日時：2020年12月21日 15時
