光7【ブラッククローバー】【ユノ】 (ページ8)

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今と過去ページ8

―――――side

「強いとか弱いとかどうでもいいんだよ」

そう言った彼にえっ？っとAはゾラの顔を見る

何言ってるんだ彼はっと困惑を示す彼女に気にせずゾラは口を開く

ゾラ「テメーは何しに戦場(ここ)に立ってんだ？」

貴方「…！それは…っ」

ゾラ「誰かの役に立ちたいからか誰かを護る為に立ってんだろーが」

貴方「！」

ゾラが言ったことは全てAにとって図星だった

誰かの役に立ちたい誰かを護りたい

誰かの神様にはなれなくてもいいから誰かの特別な存在になりたい

魔法騎士に入ってから何度も考えていたことだった

ユリウスに会うまで大人達の汚い欲望にとって特別だったAには

過去も今も自分には到底成れない存在だった

貴方「………私には無理だよ…」

ゾラ「何で無理ってわかる？」

貴方「今でも過去でも…私は無力なの…それは変わんない」

ゾラ「バーカ」

っとゾラはAにデコピンを食らわす

デコピンをされた本人は事実を述べただけなのになぜデコピンをされなきゃ行けないのか分からなかった

ゾラ「過去とかどうでもいい。大切なのは今だ。過去の自分を見るんじゃなく今の自分を見ろ。過去の自分ばかり責めるな」

そう言われた途端、涙がドロォっと出て来たまるで今まで溜めていた感情や言葉を流す様に

そして彼やアスタの言葉に救われた様な気がした

ﾞアスタ「オレたちが手を差し伸べてやる！！」ﾞ

ﾞゾラ「過去の自分ばかり責めるな」ﾞ

その言葉を思い出しAは決心したように顔を上げ自分の涙を強く擦った