58話悲劇へ繋がる道 ページ32
――――――side
話をユリウスとヤミに戻す
リヒトにやられた傷が深くもう残っている時間は少ないと感じたユリウスはヤミに白夜の魔眼は何か別の目的があるのとこの国に何かが恐ろしいこと起こるかもしれないっと…
ユリウス「魔石を奪われてしまい…すまない……魔法帝として…あるまじき失態だ…」
ヤミ「…何言って……」
ユリウス「…こんなことになってしまって…マルクスくんに…怒られるんだろうなぁ……フエゴレオンの目覚めを迎えてあげられなくて…残念だ……」
その言葉にヤミは顔を歪めた
彼はあと数分で死に向かう
彼の死を何年も近くに居たマルクスやAに何を言ったらいいのか
ヤミ「フザケんなよダンナ………!!何勝手に逝こうとしてんだ……!!ンなのぜってー許さ…」
っとヤミが言いかけた時、ユリウスは彼の名を呼び後は任せたよっと言った
その言葉にヤミはユリウスとの思い出を思い出す
初めて会った時魔法騎士の見学に来ないかっと言われた日
この国の言語を教わった日
魔法騎士団に入って共に戦った日
自分の団を立ち上げておめでとうっと言われた日…
ヤミはその思い出やユリウスの頼みに対し言葉が出るのに少ない時間が立つ
ヤミ「あぁ…!!!」
三つ葉の敬礼でユリウスの最後の頼みに答えた
その答えにユリウスは優しい笑みを浮かべる
ユリウス「あ―――…色んな魔法が見れて…楽しかったなぁ――――…」
どんどん、ユリウスの魔導書や額にある青い模様が消えていくきユリウスの声はもう聞こえなくなった
ヤミは最後にダンナっと呟き立ち上がり決意を込めた顔で呟く
ヤミ「この国はオレ達が護ってやるよ……!!」
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作者名:菊春 | 作成日時:2020年7月19日 16時