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「ジ、ジスさん…」
JS「何買うの？」
「あーえっとぉ…ちょっと悩みに来ただけですっ、失礼しまっ
JS「えー、ちょっと話そうよ。」
嫌なタイミングで会った上に、ちょっと話す？
もちろん、自分の仕事向上の為にも、いつまでもジスさんにしがみついてる訳にはいかない。
だから、自分の気持ちに嘘をついてるのも認めて、とにかくハッキリさせなきゃいけないと思っている。
こんなの、ただのワガママにしか過ぎないけど…
でも、今は何もまとまってないし、何よりも覚悟が決まってない！
そんな瞬間に2人になって、お話をするなんて、そんなの…
JS「僕、…何かしたかなぁ…」
「…えっ？」
JS「何か、避けられているような気がするし、他のメンバーとの雰囲気も僕だけ違う。ものすごく不安でたくさん考えたけど…」
「…そ、んなっ、あのねっ
JS「キスしたのがいけなかった？」
「…へっ……？」
超ドストレートに質問して来たジスさんにどう対応したらいいか分からずフリーズする。
「あっ…えっと、私もたくさん考えました。その、ジスさんの事が嫌いとかじゃないんです。えっと、キ、キスしてしまった事が原因とかは分かりませんが…ジスさんを見てると…仕事に集中出来なくなるというか…」
ベラベラと言い訳のように言葉が出てくる。
きっと顔も赤くなっているだろう、つい下を向いてしまう。
JS「…はあ……僕も、君を考えてると、集中出来ないよ。」
「で、ですよね…」
JS「好きじゃなかったら、キスしないよ。」
「そ、そうですよ…ね、えっ？」
”好き”という言葉に反応してしまい、上を向くと、ふふっと笑っているジスさんが目に入る。
JS「お互い様でしょ？」
ジスさんは、それじゃ、と言って去って行ってしまった。
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作者名：風の子監督 | 作成日時：2017年4月7日 3時
