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ラジオ収録の楽屋。
僕は、ひたすらボーッとしていた。
と言うより、軽く考え事だろうか。
考えている内容は、たった一つ。
だけど、その一つに対しての不安がたくさんあって僕の頭を悩ましている。
原因、いや、不安の対象は、Aさんだ。
ここ最近、寝不足だな〜と感じない。
考えれば考える程に彼女に対しての不安が募っていくので、宿舎でも移動中でも、考えそうになったらすぐに寝る。
これを繰り返している。
SC「おい、ジス。」
こんな調子でスンチョルに話し掛けられると、怒られるんじゃないかと思ってしまう。
でも、それとは違ったみたいで、単に僕が元気が無いのを察して心配してくれた。
JS「ちょっと、寝不足で。」
SC「…え?ああ、そう…」
さすがに分かりやすい嘘をついてしまった。
スンチョルも、怪訝そうにしながら頷いている。
けど、すぐにスニョンに、ヒョンは最近いつも寝てると指摘されて、そっか、なんて適当に認めた。
じゃあ何があったんだよーと、スンチョルにも弟達にも聞かれる。
JS「あ、皆もあるでしょ?何だか憂鬱になる時期って、それだよ。」
DK「情緒不安定な感じですか?」
JS「ソクミナは、あんまり無いかもしれないけどね?」
そう言って誤魔化すけど、その場凌ぎでしかない。
ハニには、僕がどうしてこうなのか…バレているだろうし、分かっているからこそ、何も言って来ないんだろうし…
僕もハニに頼ろうなんて思ってないけど…
解決方法が分からない。
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作者名:風の子監督 | 作成日時:2017年4月7日 3時