好きにならない宣言！ (ページ44)

今日:4 hit、昨日:20 hit、合計:197,402 hit

44 ページ44

.

結局、本人に直接話すなんて事を出来ず、ずるずると1週間程経ってしまった。

今日は、午前から午後にかけてラジオの収録、その後は練習らしい。

どのタイミングでも、ジスさんに直接話す機会なんて無い気がして来た。
1週間も、特に何も思わず過ごせたんだし、要するにそれ程度の気持ちだったって事で…

いや、でも…それも何か違うな。

”それ程度”では無い。

じゃなきゃ、こんなに悩まないし、モヤモヤしないし…好きにならないなんて、覚悟も決めないよ。

ミヨン「…んっ？Aちゃん！どうしたの！Sキー押しっ放しだよ！」

ミヨンさんにそう言われて、パソコンの画面を見ると、一面にひたすらSが打たれている画面。

「うわっ…ボーッとしてました…！」

ミヨン「本当にどうしちゃったの～？何か悩んでるんだったら、言ってよ。」

「大丈夫です！多分、寝不足のせいです…」

ちゃんと寝なさい！と言われ、覇気の無い返事をする。

寝不足なのもあるし、ロクに食事を取ってないのもあるけど、何よりもモヤモヤした感情に振り回されている。

悔しい。

自分の感情にコントロールが効かないせいで、いや、自分の感情に嘘ついているせいで、素直になれないせいで、自分が分からないせいで…

周りに、迷惑ばっかり掛けてしまっている。

「どうしよ…」

そんな時、ふとジョンハンさんの顔が脳裏によぎった。

何で、ジョンハンさん…！？

.