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その日の仕事は一旦区切りがついた。
ので、事務所に一度戻り、デスクワーク…と思ったけど、どうも手がつかない。
ジョンハンさんと話して、気が狂う感覚はあったものの、普通に仕事はしていた。
それでも、ジスさんに視線がいってしまって…
その時のジスさんは、元気がないようだった。
いや、確実に元気が無かった。
ミヨン「もうあの子達に馴染んでるみたいね。」
「ミヨンさん…そうですね、仲良くなれた気がします。ただ…その、ジスさんは今日あまり元気ではありませんでした…よね?」
ミヨンさんも仕事しているし、人数の多い中、全員を見る事が出来ないのは承知だが、不安になって聞いてみる。
ミヨン「そう?話した時は普通だったけどね…んー、もしかしてジスの事が気になっちゃう?」
「えっ?ああ、いえ、そういう訳ではありませんよ!」
ミヨン「まあ、彼に何かあっても、ジョンハンかスンチョル…メンバーが気付くはずだからね。」
「あっそうですよね。」
納得した、確かに何かあったら、支えてくれるメンバーいるもんね。
私が気にしても、私は何も出来ないし…
私とあんな事あったんだから、私とは関わりたくないだろうし…
とか、そんな事思ってたら、悲しくなって来た。
あーっ!吹っ切りたいのにーっ!
こんなんじゃ、全然仕事に身が入らない!
モヤモヤするから、この際、本人に直接ぜーんぶ話をして、真面目に仕事しよう。
じゃなきゃ、自分で自分をダメにしちゃう。
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作者名:風の子監督 | 作成日時:2017年4月7日 3時