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話し掛けてくれたのは、王子様のような人。
JS「まだ名前なんて覚えてないですよね。僕はジスです。」
「ジスさん！覚えました！」
JS「人数多いから、すぐに覚えようなんて大丈夫ですからね笑」
ジスさんに話し掛けてもらった事で、ここでやって行けるのかの不安が少し解消された。
ジスさんが居るなら…
異常に早い段階で、恋に近い感覚を覚えた。
ジスさんに恋をした訳では無いが、仕事をするモチベーションにジスさんを理由にしてもいいだろう…笑
ミヨン「ふふっ…彼、ハンサムでしょ？」
「うわっ…ええっと…は、はい…」
ミヨン「彼は危険よ〜…」
「危険？」
ミヨン「ところで、彼ら一人一人の個性が強いから、Aちゃんの目で知った方がいいね。私から説明するよりも、彼らとコミュニケーションを取っていった方がAちゃんの為でもあるし！」
ミヨンさんは、きっと仕事を私に任せたいが故に…
と、まあ、そんな予想はいいとして。笑
ミヨンさんがそう言ってくれているし、怖気づいててもしょうがない！
やると決めたなら、やり通さなきゃ！
「ミヨンさん、私…頑張ります！」
ミヨン「…うん。よーっし、ここからが勝負よーっ！」
「うっ…よっしゃ！気合い入れて行きましょう！」
自分の両頬をパチンと叩く。
さっきまで、男子高校生並みに騒いでいた彼らが撮影になると、人が変わった様にレンズへ鋭い眼光を放つ。
とても…トキメキを感じた。
いつかは、彼らを私がコーディネートする。
それがどんな撮影だろうと、どんな要望でも、仕事を全うしたい。
そう思った。
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作者名：風の子監督 | 作成日時：2017年4月7日 3時
