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あれから、なーんにも無く日は過ぎた。
とは言っても、Aさん自身に少し変化はあったみたいだ。
僕に対する気持ち的に…
他のメンバーには普通だけど、僕を見ると少しおどおどする。
本人はバレていないと思っているだろうけど、僕にはその変化はすぐに分かったよ。
MG「Aさん。」
ミンギュがAさん、と名前を呼ぶ。
何か耳打ちしているみたいで、何にも聞こえない。
何を話しているのか気になる。
Aさんは顔を上げると、ありがとう、とあの笑顔でミンギュに応えていた。
それだよ、そういうところ。
それがズルいんだ。
嫉妬するに決まってるじゃないか。
ヘアメイクの順番はいつの間にか僕まで来ていて、ヘアメイクのヌナがイスをこちらに向けている。
スタッフ「さっきねー、ジョンハンとミンギュが2人で話しててさー、ジョンハンがアドバイスしてたみたいなのよねー！」
珍しいーっ！と笑っているヌナに、そうなんですね、と返す。
でも、確かに、何だか珍しい気もする。
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作者名：風の子監督 | 作成日時：2017年4月7日 3時
