好きにならない宣言！ (ページ32)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:197,491 hit

32 (JS side) ページ32

.

収録が終わると、メンバーもスタッフもケータリングに向かって一直線。

ちょっと収録も長引いたし、皆の空腹はほとんど限界を迎えていただろう。
僕は…もちろん、かなり空腹だ。

スンチョルが隣にいたので、一緒に食べる。
これ美味しいんだよ、と言うと、あーんしてくれるのか？とふざけて言ってくるので、

「あーん」

してあげた。

意外だったのか、満足気にモグモグと食べている。

見渡すと、いつの間にいなくなったのか、ハニがAさんの元へ行き、何か話している。

どうしても気になって目線がそっちに定まってしまう。

JH「あ、ほら。ジスも君も食べなよって顔してる。」

僕、そんな顔してたかな？

でも、これは一緒に食べるキッカケをハニが作ってくれたとしか思えない。
ハニは天使だからね。

「Aさん、こっちおいで。」

少し考えた顔から、突然笑顔になる。

「じゃ、じゃあ…お言葉に甘えて」

その笑顔が純粋で真っ直ぐさを物語っていた。

.