特別講師は荷が重かった �� ページ26
｢今日彼は貴方達のために色々と力になってくれるはずよ。多くのことを学びなさい。｣
ヌ、ヌナァーーーーー！！！！
あろうことかハードルを上げて、いたずらに僕へウインクをする、偉大なるBoA先輩。
そして｢じゃああとはよろしくね、ファイティ〜ン！｣と手を振って出ていってしまう。
バタンと閉まる扉の音に、自分が息を止めてしまっていたことに気がつく。
練習生のみんなと僕だけになった部屋は静かで、苦しい自分の心臓の音がよく聞こえてうるさいから、落ち着こうと深呼吸をした。
それから彼らを振り返ると、みんな僕を見ていた。
｢と、とりあえず丸くなりますか。そしたら簡単に自己紹介お願いします。｣
｢はい！！｣と揃った返事に驚く。
なんだろう、その反応がまるで一線引かれてるみたいで寂しく感じる。
僕は今日一応先輩という立場でなにか力になれればってここに来たわけだけど、そんなに期待した目で見ないでほしい。
緊張する⋯。
とりあえずこの僕対みんな、みたいな位置が悪い。
緊張するのも当然だよ、うん。
だから僕とみんなの差をなくすために大きな円になって、みんなの顔が見える状態で一人ずつ名前と事務所と、一言ほど言っていく。
｢SMエンターテインメントのシンです。EXOとして活動しています。｣
スタッフさんから紙を一枚貰ってパクシンと書いてガムテープで胸に貼る。
よしこれでお揃いだ。
｢BoA先輩には好きなようにやれって言われてるから、僕の授業はみんなで好きなことを言い合う時間にしようと思います。｣
本物の先生方みたいにちゃんとしたことは出来ないから、僕の方がむしろいろいろ共有したい。
気になること、不安なことを口に出して溜めておかないようにする、そういう時間にしよう。
｢なにか僕に聞きたいことがあればなんでも言ってください。うまく答えられるかはわからないけど。｣
そう言うとすっと手を挙げた男の子。
｢言葉はどうすれば上手になりますか？｣
まだ少し片言に聞こえる韓国語の質問。
台湾から来たという彼は、まだ幼さは感じるもののとてもかっこいい子だった。
｢僕も⋯はじめの頃は物凄く大変だった。実はね、中国語の勉強もしてたけど、それより先にハングルに慣れる所からスタートだったんだよね。｣
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ぱりぱり(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！シンくんの可愛さとEXOのメンバーの可愛さに更新のたびにやられています！私個人の希望で恐縮ですが、まだ完結させないで欲しいです…シンくんの周りの変化を楽しみに待ってますあと是非防弾とも (2017年10月16日 20時) (
レス) id: 4902593ee4 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴウユ - またまたリクエストに答えてくれて感激です!!本当にリアルで面白かったです♪次は前回のtwiceとの話の続編を書いて欲しいです!!よろしくお願いします。 (2017年10月16日 18時) (レス) id: ccb65f34b8 (このIDを非表示/違反報告)
sola(プロフ) - EXOを存在と凄さしか知らなかったんですが、この小説から曲聴くようになりました！(笑)頻繁の更新も嬉しんですが、一度にいくつか更新の作者様のスタイルも好きです！とても好きな作品なので、これからも更新待ってます。素敵な作品をありがとうございます！ (2017年10月16日 15時) (レス) id: 2ef1ccf4d1 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴウユ - 照り塩さん» リクエストに答えてれて感激です!!とっても面白かったです♪次はNCTとの絡みがみたいです。お願いします。 (2017年10月1日 17時) (レス) id: ccb65f34b8 (このIDを非表示/違反報告)
ノエル(プロフ) - いやあシン様かわいすぎる、、、しうちゃんとの絡みめちゃくちゃ好きです、、、、 (2017年9月17日 12時) (レス) id: c0f3cc3eeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：照り塩 | 作成日時：2017年7月10日 2時
