第玖話 ページ10
斬るか、と腰のポーチに手をかけると
「馬鹿！逃げんぞ！」
『っ！？貴様っ！私を抱えるんじゃない！』
「なんだあのヤバイの！？」
「ぶなあああ！！あんなの居るなんて聞いてねーんだゾ！はよ逃げろ！！
「めっちゃエグい！でもアイツ石がどうとか言ってなかった！？」
エースの言葉に全員がハッとする
確かにあの怪物は石は渡さないと言っていた
「やっぱりここに魔法石はまだあるんだ！」
『おい！一人では無茶に決まってるだろう！』
「俺は絶対に退学させられるわけにはいかないんだ！！」
デュースが進んでいこうとするが、怪物はツルハシの攻撃で二人は吹っ飛ばされてしまう
グリムの炎の魔法も聞いていない
怪物は今にもツルハシをエースに振りかざそうとしている
「(あ、俺死ぬかも…)」
「エース！逃げろ！！」
その瞬間に素早く動く影があった
"天の呼吸 弐ノ型"
"韋駄天ノ疾走"
ツルハシは振り落とされることなく腕ごと宙を舞った
振動もないとても静かな斬擊
斬られた怪物も斬られたと気づくまでに時間を要していた
エースの目に飛び込んできたのは
淡い黄色の輝きを放つ薙刀を持ち、自分の前に立つ、Aの姿だった
『さっさと逃げるぞ。デュースと言ったな？動けるか？』
「な、なんとか……」
「お、お前……」
『くだらん質問は後で受け付けてやろう、今はとっとと逃げるぞ』
そして、静寂の森へ戻ってきた
先程の怪物は追いかけてこなかった様だ
「ここまで来れば大丈夫か？」
「何だったんだよさっきの！あんなの居るなんて聞いてねーって！」
「ただのゴーストではなさそうだったな」
しかし、ここでも喧嘩が始まってしまった
Aはつくづくここの連中はどうやら自分の事しか考えてないのか、と心の中でも口の中からもため息をこぼす
『全員、ここで待機してろ。私が魔法石とやらを取ってくる』
Aがそう提案する
全員は慌てる、いくらあの怪物の腕を切り落としたとは言え見た目幼女のAが通用できる筈がない
先程のはもしかしたら運が良かっただけかもしれない、危険な場所に向かうのは当然と言えば当然だ
しかし、Aは顔色変えずに自分が一人で魔法石を取りに行く
その決心は固かった
作者こそこそ噂話
実はAちゃんは銀の十字架を持っているという設定だよ！
その理由は後々明かされるよ！
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射命丸紫(プロフ) - シロチャロさん» お返事が遅れて申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。修正をしておきますのでまた何かあればよろしくお願い致します。 (2020年11月29日 20時) (
レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
シロチャロ(プロフ) - １２話のデュースの台詞のケンカが、県かになってますよ！あと、イメイラ可愛いですね！ (2020年11月28日 23時) (レス) id: 56d67e8690 (このIDを非表示/違反報告)
武闘派インドア(笑)(プロフ) - 夢主のイメイラが完成しました。URLです。 http://uranai.nosv.org/img/user/data/9/6/7/967ea55fc9e42a1b9052b9ad7592ff13.jpg 遅くなってしまい、すみません。イメージしていたのと違ってしまっているかと思いますが、ご了承ください。 (2020年11月28日 21時) (レス) id: a437784ea7 (このIDを非表示/違反報告)
射命丸紫(プロフ) - 武闘派インドア(笑)さん» お返事ありがとうございます。恐縮ですがコメント欄でのチャット行為はルールに反しますので何かあればボードへお願い致します。お返事はそこでさせて頂きますね。 (2020年11月9日 21時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
武闘派インドア(笑)(プロフ) - 了解です！！あ、そういえば、夢主の瞳の色は決めていたりしますか？ (2020年11月9日 19時) (レス) id: a437784ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：射命丸紫 | 作成日時：2020年10月5日 0時
