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第陸話 ページ8

視界がぐるぐるする

あまりに情報量が多すぎて、思考どころか全集中・常中が途切れそうになった


「新世界?大平洋は?日本海は?」

ロー「何言ってるんだ、お前」

シャチ「ワノ国の出身か?」

「違いますよ、知りませんわ。そんな国」


首を振ると、ローさん以外は首を捻る

ここは一体どうなってるの?新世界?鬼殺隊は?師範達は大丈夫なの?

大きめの溜め息をこぼし、すっかり冷めてしまったお茶で喉を潤す

信じられないけど、受け入れるしかないみたいね

でも、あの鬼ならできるのかしら……


「私、違う世界に飛ばされちゃったみたい……
多分ですけど、貴方達の住む世界とは違う世界から来てしまったみたいですわ」


にわかに信じがたいし、言った自分でも正気を疑うが

そうだとすれば会話が噛み合わないのも納得がいくのだ

一部、信じてなさそうな人もいるけど一応は納得するように頷いてくれた


ロー「にわかに信じがたいが、さっきの会話で大体は納得できた」

ベポ「確かに手配書が出回ってる船長を知らなかったもんね」


手配書、海賊というのだから当然よね

それで、お前これからどうする気だ?とローさんが尋ねてくる

これから……う〜ん、どうしましょう


ロー「まぁ、お前の怪我が治るまでは船に置いておく、丁度おれ達が次に行く島は比較的大きい

そこまでは送ってやる」

「ありがとうございます!あ、そうだ私の刀ってどこにあります?」

ペンギン「え〜と、その〜」

「………?」



三日前


シャチ「にしても、驚いたなぁ…」

ペンギン「あんな大怪我してあそこまで動けるってスゲェよな」


あの少女が運ばれた後、シャチとペンギンの二人は持っていた刀を倉庫まで置きに来ていた


シャチ「……この刀、ちょっと抜いてみてぇな」

ペンギン「いきなりどうした?」

シャチ「だってよ、さっき船長が鞘に納める時キレイだなって思ってよ」


そう言いながら引き抜かれた刀

その刀身は薄い紅色に輝いている


ペンギン「確かにキレイな刀だよな、普通はもっと灰色っぽい感じだもんな」

シャチ「だよなぁ、ん?なんだ小さいスイッチみたいなのがある」

ペンギン「おい、あんま弄くんなって」

シャチ「良いじゃねぇか、別に爆発する訳じゃねぇんだし」


そう言いながら、持ち手についたかなり小さいスイッチを押した

押した瞬間に刀身が分裂し鞭のように床に垂れていた

それを見て二人はまた、焦り散らしていた

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射命丸紫(プロフ) - 天の川さん» 実は記憶が曖昧でございまして、主人公ちゃんが煉獄さんの継子の作品でしたね。面白かったので是非読んでみてください! (2020年5月10日 0時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
射命丸紫(プロフ) - 名無しさん» ご指摘ありがとうございます。返信が遅れすいませんでした! (2020年5月10日 0時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
天の川 - ワンピースと鬼滅の刃の神作の題名なんですか?よければ教えてください!! (2020年5月9日 12時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白かったです!あと、蜜璃ちゃんの隊服を作ったのは花田さんじゃなく、前田(まえだ)さんですよ! (2020年4月29日 9時) (レス) id: 5c72e7066e (このIDを非表示/違反報告)
射命丸紫(プロフ) - 笑舞さん» 感想ありがとうございます!そう言って頂けると励みになります!楽しんで読んでくださると幸いです! (2020年1月24日 1時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:射命丸紫 | 作成日時:2019年12月18日 11時

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