第卅玖話 ページ41
えっと……二人が行った方向は
D棟だったかしら
「急がなきゃ!船長さんにもしもがあれば私、ペンギンさん達に顔向けできないわ!!
よぉ〜し!頑張るぞぉ!!」
D棟「SAD製造室」
"ドコォォン!!
入り方分からなかったからぶち破っちゃったけど…
なにか物騒な機械だらけね
部屋の中央では白猟屋さんとヴェルゴと呼ばれる男の人が戦っている
その後ろにはボロボロになっている船長さんが倒れていた
すると、ヴェルゴさんに吹っ飛ばされた白猟屋さんが足元で倒れる
「大丈夫ですか?!白猟屋さん!!」
スモーカー「ハァ…ハァ…グッ」
「……白猟屋さんは休んでてください」
スモーカー「ハァ…ハァ…何を、する…気だ」
立ち上がって、コートを脱ぎ捨てる
下に隊服着ていて良かったわ
これで思う存分動ける
「大丈夫よ…次は守ってみせるからね」
刀を抜いてヴェルゴさんに対峙する
ヴェルゴ「新手か…だがいくら増えた所で誰もおれには勝て…」
愛の呼吸 肆ノ型
___愛楊葉児!!
高速で何回も突くけど…
ダメね、まるで効果なしだわ
その直後に重い拳が鳩尾近くに入る
いっ、息が……でも
"鬼舞辻程じゃない!!!"
頭に回し蹴りを喰らわせ距離を取る
ヴェルゴ「驚いたな…ただの女ではないか」
「貴方なんか、私が戦ってきたのと比べれば赤子並みですわ」
挑発すると、こちらに高速で迫ってくる
白猟屋さんを守りつつ、なんとか隙を作らないと
愛の呼吸 伍ノ型
____愛の盃・花櫛!!
"ガキィン!!"
刀…じゃない!
あの形状……竹か!
目の前に振りかざされる竹竿
愛の呼吸 玖ノ型
____やみ夜の星くづ!!
刀を伸ばして叩きつけながら距離を離した
「ハァ…ハァ…((チャキッ」
ヴェルゴ「息が上がってるぞ」
さっきまでかなり距離があったのに!
なぜもう目の前に!!
"ドゴォォン!!"
竹竿の攻撃をまともに喰らってしまった
吹き飛ばされて壁に激突する
立とうにも足に力が……
こんなこと、前にもあったわね
いつだったかしら
ああ…そうだ父親のせいだった
私の親は酷い人だった…
何がどう酷いとかそういうことじゃなくて…
酷い人だったわ
私の家は平安時代から続く名家だった
そんな理由もあってか私への教育は苛烈を極めた
あらゆる教養をつけさせられた、朝から晩まで稽古…稽古…稽古の日々
そして大人でも音を上げそうな量をこなせないと
待っているのは厳しすぎる折檻だ
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射命丸紫(プロフ) - 天の川さん» 実は記憶が曖昧でございまして、主人公ちゃんが煉獄さんの継子の作品でしたね。面白かったので是非読んでみてください! (2020年5月10日 0時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
射命丸紫(プロフ) - 名無しさん» ご指摘ありがとうございます。返信が遅れすいませんでした! (2020年5月10日 0時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
天の川 - ワンピースと鬼滅の刃の神作の題名なんですか?よければ教えてください!! (2020年5月9日 12時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白かったです!あと、蜜璃ちゃんの隊服を作ったのは花田さんじゃなく、前田(まえだ)さんですよ! (2020年4月29日 9時) (レス) id: 5c72e7066e (このIDを非表示/違反報告)
射命丸紫(プロフ) - 笑舞さん» 感想ありがとうございます!そう言って頂けると励みになります!楽しんで読んでくださると幸いです! (2020年1月24日 1時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:射命丸紫 | 作成日時:2019年12月18日 11時