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第壱話 ページ3

no side

シャチ「あ〜することがねぇ」

ペンギン「言うな、それを忘れるためにこうやって釣りしてんだろ」


そうハートの海賊団の船員のシャチとペンギンは有り余っている暇を消化するために釣りをよくする

夕食の魚も捕れ、暇も潰せる 一石二鳥だが……
今日はいつもに比べかなり食いつきが悪い

そのせいもあって暇潰しの筈が更に暇を増やしているようなものだ


シャチ「ん?なんか流れてこないか?人みたいに見えるが…」

ペンギン「バカ言え、どうせ人形とかだ…ろ」


流木に捕まるように人が流れてきたのだ

当然、二人は焦りに焦り散らしている


シャチ「ど、どうすりゃいいんだ?!」

ペンギン「まずは引き上げることが先だろ!!誰か連れてくる!!」


数分後、ジャンバールに引き上げられたのは華奢な少女だった

騒ぎを聞きつけてベポと船長であるローも甲板にやって来る


ロー「何の騒ぎだ」

シャチ「船長」


ローは寝かされている少女に目を向けた


ロー「誰だこいつは」

ペンギン「流木に捕まって流れてきたんですよ」

ロー「何で刀なんて持ってんだ」

ペンギン「さぁ、引き上げた時からずっとに腰に差してましたよ」

ベポ「船長!この子大ケガしてるよ!」


確かに所々切り傷などが目立っていて、何より目を引いたのは体の斜めに大きく斬られた傷だ

かなりの出血量だ、少女の白い肌に傷は余計に目立ちかなり痛々しかった


ロー「仕方ねェ、今すぐ手術室へ運べ
ストレッチャーと止血剤を用意しろ

ジャンバール、コイツを運んでおけ」

ジャン「分かった」


ジャンバールが少女を抱えようとした途端、微かに空気が震え


ロー「全員離れろ!!」


ゴウンッという音ともに少女が抜刀し、周囲に攻撃しようとしていた

浅い呼吸を繰り返しながら、一同をギロリと睨み付けながら殺気を放っている

足に力をかけ踏み抜こうとしているのを見て


シャチ「落ち着け!お前、ただでさえそんな大怪我してるんだろ!?動くんじゃねぇ!」

?「…(ゴロゴロ」


口から血を流しながら、呼吸と共にゴロゴロという音を立てている

シャチ達の言葉が聞こえないのか、ローに向かって刀を振り下ろそうとした途端

糸が切れた操り人形のように倒れ込んだ


ジャン「……気絶したのか」


ジャンバールはそう言いながら、腕を伸ばして少女を持ち上げる

あまりの軽さにジャンバールは驚いていた

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射命丸紫(プロフ) - 天の川さん» 実は記憶が曖昧でございまして、主人公ちゃんが煉獄さんの継子の作品でしたね。面白かったので是非読んでみてください! (2020年5月10日 0時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
射命丸紫(プロフ) - 名無しさん» ご指摘ありがとうございます。返信が遅れすいませんでした! (2020年5月10日 0時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
天の川 - ワンピースと鬼滅の刃の神作の題名なんですか?よければ教えてください!! (2020年5月9日 12時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白かったです!あと、蜜璃ちゃんの隊服を作ったのは花田さんじゃなく、前田(まえだ)さんですよ! (2020年4月29日 9時) (レス) id: 5c72e7066e (このIDを非表示/違反報告)
射命丸紫(プロフ) - 笑舞さん» 感想ありがとうございます!そう言って頂けると励みになります!楽しんで読んでくださると幸いです! (2020年1月24日 1時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:射命丸紫 | 作成日時:2019年12月18日 11時

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