【鬼滅の刃】恋の継子は愛がお好きのようで【ワンピース】

序章 ページ2

もうすぐで頚が切れるのに……！

口の中が血の味と鉄の匂いで充満している

左足が吹き飛ばされて、右手も変な方向に折れ曲がって激痛がはしる

肺に血が入ってこちらも死ぬほど痛い

なんとか遠のく意識を引っ張りながら刀を握る


鬼舞辻の腕に刀を巻き付け動きを止めたのと同時にお腹の中心に拳がめり込んだ

いっ、息が……！！

内部で骨の折れる音と骨が臓器に刺さる感覚もする


炭次郎「Aさん！！」

「たんっ…治郎くん！！斬って！！」


鬼舞辻の頚に斬りかかる黒の刃を見ながら、今まで必死に引っ張っていた意識が薄れていった


蜜璃「いやぁ！！Aちゃん！！死なないで、お願い！！」


師範……ごめんなさい……

師範より長生きできなくて



蜜璃『私ね、Aちゃんには長生きしてほしいのよ。私よりも長く長く生きてほしいの』

『師範……』

蜜璃『もちろん、この組織に入ってる以上死なないことは難しいかもしれないけど

こんな風に二人でお茶やお菓子を食べている時間が私は一番好きよ』

"だから約束、指切りね"


約束……守れなかった…

第壱話→←設定って愛で溢れてるわ！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す