検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:43,855 hit

第伍拾肆話 ページ6

呉服屋から出ると、先に出ていた琴音がこちらへ駆け寄ってきた



「琴音?どうしたの?」


琴音「あの、あのね!これを姉さんにあげたくて…」



琴音の手には赤地に花の柄のリボンの髪飾りが乗せられていた


琴音は照れながら私に差し出す



琴音「いつも私ばっかり貰ってるから私も姉さんに何かあげたくて…でも、ごめんね…もっと良い物をあげたかったけど私のお小遣いじゃ…」



嬉しくて琴音にガバッと抱きつく


琴音はわわっとよろついていたけど…とにかく嬉しかった



「ありがとう!琴音、姉さんとっても嬉しいわ!!姉さん、この髪飾り大事にするわね」


琴音「うん!」



この髪飾りが琴音からの最初で最後の贈り物になってしまった








取り引き 時刻45分前

"シーザー引き渡しチーム"


ウソップ「うわああぁ〜〜っ!!!鉄橋頼りねェ〜〜!!」


闘魚が鉄の柵を破ろうとしている

魚というよりは牛みてェだな


ロビン「"闘魚"っててっきり魚かと…」


ロー「魚じゃねェか」


ウソップ「もう魚じゃねェだろ、アリャ!!」


シーザー「海獣とかわらねェ!!獣だ!!」


ロー「大丈夫だ、コイツらが何とかする」


ウソップ「お前がやれよ!!"七武海"!!!」


ロー「…いや今、おれは戦えねェ」



能力を使うほどおれは体力を消耗する


相手はドフラミンゴ…


体力を温存しておかねェと……


そして、何故か脳裏にアイツが……


Aが浮かぶ


チッ…なんだってんだ


ロビン「(ホント、分かりやすいわね。Aが心配で仕方ないってことなのかしら。案外、お似合いかもね)」




「ん……私、寝ちゃってた?」



どれくらい時間が経ったのだろう……


しっかりしないと……


立ち上がった所へ万年青がバサバサと飛んでくる


焦っているのが遠くからでも分かった



万年青「A!!大変ダ!!船長トヤラガ大変ダゾ!!」


「船長さんが!!?」



とてつもない不安感に襲われながら万年青が飛んでいく方向へ急ぐ

何があったのだろう

とにかく急がないと!!






.







.




走っていると奥の方から大きな爆発が嫌でも視界に入った


大丈夫よね、船長さん無事よね……?


でも、そんな期待をしたら私を嘲笑うかのような光景が目に飛び込んできた


そこには……


ボロボロの船長さんととても大柄な男の人が立っていた



「船長さん!!!」



"ガキが…図に乗りすぎだ!!"


その瞬間……


船長さんが拳銃に撃たれた

第伍拾伍話→←第伍拾参話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (100 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
442人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ふく - 1の話が読みたいです!更新頑張ってください! (2020年4月24日 16時) (レス) id: 61180c9817 (このIDを非表示/違反報告)
射命丸紫(プロフ) - 湊さん» ご協力ありがとうございます!ぜひ、参考にさせていただきますね!これからも読んで頂けると幸いです。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
射命丸紫(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます!何か設定考えてたら書きたくなっちゃいまして現パロって良いですよね。参考にさせていただきます! (2020年3月15日 20時) (レス) id: 8cde876daf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 二のお話が見てみたいです。 (2020年3月15日 9時) (レス) id: 5b0c855f46 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 2の夢主が引っ越して来るでお願いします。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 06ea196f74 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:射命丸紫 | 作成日時:2020年2月10日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。