第玖話 ページ10
煉獄「それに報告によれば命令に従わなかった隊員も数名いたと聞いているぞ!」
胡蝶「はい、それで生き残っていた村田という隊員さんから話を聞いてみましょう」
それから会議は順調にピリピリと進んでいき
長い長い柱合会議は終わった
「はぁ〜くたびれたっす〜
今度、竈門君のお見舞いにでも行くっすかね」
炭治郎side
柱合会議から数日後
今はしのぶさんのお屋敷で治療中
お見舞いで村田さんが来てくれた
村田さんは那田蜘蛛山での仔細報告のため柱合会議に召喚されたらしい
村田「地獄だった……怖すぎたよ柱…
なんか最近の隊士はめちゃくちゃ質が落ちてるってピリピリしてて皆
那田蜘蛛山行った時も命令に従わない奴とかいたからさ…その育手が誰かって言及されててさ…」
愚痴ばっかりだった
しのぶさんがやって来ると村田さんはそそくさと帰っていった
胡蝶「どうですか、体の方は」
竈門「かなり良くなってきてます。ありがとうございます」
胡蝶「ではそろそろ機能回復訓練に入りましょうか」
竈門「……機能回復訓練?」
何か始まるようだぞ
胡蝶「っと、その前にもう一人お見舞いの方がいらしてます」
「調子はどうっすか?」
竈門「月詠さん!」
我妻「誰?」
竈門「鬼殺隊の柱の月詠Aさんだよ」
我妻「えっ!?柱ぁ!?」
「柱合裁判の時はかなりボロボロだったすからね良くなって何よりっす」
竈門「裁判の時はどうも」
胡蝶「そうだ、月詠さんもお三方に稽古をつけては?」
「え?もう動いて大丈夫なんすか?」
胡蝶「はい、これから機能回復訓練に入る所でしたから
柱の月詠さんから学べることもきっとあるでしょう」
しのぶさんはニッコーと笑いながら言う
月詠さんはそれなら……と了承してくれた
柱の人から稽古をつけてもらえるのは貴重な経験だ
.
.
それから、カナヲという子との訓練で薬湯でビショビショになりながらも頑張った
善逸と伊之助は来なくなったけど
お昼休憩で、Aさんに
竈門「俺とあの子じゃ何が違うんでしょうか」
「竈門君は朝も昼も夜も、寝ている時も全集中の呼吸をしているっすか?」
竈門「………ヤッテナイデス、ヤッタコトモナイデス……
そんなことできるんですか!?」
「できるできないで天と地ほどの差が出てくるっす」
竈門「全集中の呼吸は少し使うだけでもかなりきついんですけど……
それを四六時中ですか……」
文字数ェ……
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作者名:射命丸紫 | 作成日時:2017年12月19日 18時