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第卅陸話 ページ37

"ゴチッ"


「いってぇぇ!!何すんだよ!」

?「また稽古を放り出しおって」

「だからって殴ることはないだろ!」


親、兄弟を殺された俺は宛もなく彷徨っていた所を育手の烏丸 錦司という人に拾われ育てられた

そこにはミヨという女性もいた



ミヨ「また、稽古を放り出したのね?」

「うるせぇよ、アンタには関係ないだろ
鬼は俺に話しかけんな」


"ゴチッ!"


「いってぇぇ!!また殴ったな!」

烏丸「毎回言っている、口の聞き方を直せと」


ミヨ「まぁまぁ、Aも悪気がある訳じゃ…」


「うるさい!うるさい!」




俺は裏山に逃げるように走る


鬼は……鬼はみんな敵なんだ


鬼は……家族を殺したんだ


奥の大きな楠に登り、ボーッとする


ミヨ「此処にいたの」

「うるさい、なんで来たんだよ」

ミヨ「夕ごはんよ、降りてきなさい」

「誰がアンタの作った飯なんか食うか」

ミヨ「……そんなんじゃ大きくなれないわよ!
錦司さんも待ってるから、早く降りなさい

降りないなら……」


ミヨが俺の所まですごい速さで登ってきた


驚いて木から落ちかける


「なにんすんだよ!あぶねぇだろ!」


ミヨ「貴方が早く降りないからよ」


「だからって、うわぁ!」




脇に抱えられ、木から飛び降りて


強制的に家に連れてかれた




「……(ブスー」


烏丸「早く食べろ、終わったらまた稽古だ」


「……(くっそ、覚えてろよ)」




食べ終わってまた稽古が始まる、ミヨの事情もあって夜の稽古が一番キツイ


昼は走り込みとか体を鍛えることに専念しているから楽っちゃ楽だ




烏丸「脇がまだ甘いぞ」


「グッ!!」


烏丸「呼吸を乱すな、全集中」




木刀で滅多打ちされながらこうやって稽古の日々が続いていた



「………」

ミヨ「また、稽古をサボって」

「……うるせぇよ、話しかけんなって言ってるだろ」

ミヨ「私は心配し「うるせえって言ってるだろ!!!」……」

「アンタは鬼なんだろ?!!!鬼は俺の家族を殺した!!たった一人の弟や兄貴すら殺したんだ!!」


"鬼はみんな敵だ だからアンタも敵だ"


「俺はアンタを認めねぇ!!」


楠から飛び降りて、走り出す

ミヨが悲しそうな顔をしていたがそんなの知ったこっちゃなかった

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作者名:射命丸紫 | 作成日時:2017年12月19日 18時

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