第弐拾壱話 ページ22
鯉夏さんは本当に優しい人だ
そんな匂いがする
鯉夏さんの部屋を後にして伊之助の所へ……
甘い匂いがする
甘い匂いが微かに…
鬼だ!!鬼の匂いだ、近くにいる!!
しくじった!
急いで鯉夏さんの所に!!
?「鬼狩りの子?来たのね、そう
何人いるの?一人は黄色い頭の醜いガキでしょう
柱は来てる?もうすぐ来る?アンタは柱じゃないわね弱そうだもの
柱じゃない奴は要らないのよわかる?
私は汚い年寄りと不細工を食べないし」
帯に取り込まれている鯉夏さんと鬼がいた
体……!
どうなってる 鯉夏さんの体が無い
出欠はしてない 血の匂いはしない
竈門「その人を放せ!!」
?「誰に向かって口を利いてんだお前は」
その瞬間、帯が飛んできて俺の体は外に叩きつけられていた
竈門「ゲホッ」
速い
見えなかった
上弦
手足に力が入らない
体が痺れて…
落ち着け!!
体は反応できてる
そうじゃなかったら今生きてない
手足に力が入らないのは俺が怯えているからだ
体が痺れているのは背中を強打してるから当たり前
あの鬼の武器は帯だ、"異能"がある
人間を帯の中に取り込める
建物の中を探しても探しても人が通れるような抜け道がなかったわけだ
帯が通れる隙間さえあれば人を攫える
?「生きてるの ふぅん
思ったより骨がある
目はいいね綺麗 目玉だけほじくり出して食べてあげる」
箱は壊れてない
でも次に攻撃を喰らったら壊れる
竈門「禰豆子ごめん、肩紐が千切れた
背負って戦えない
箱から出るな自分の命が危ない時以外は」
148人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:射命丸紫 | 作成日時:2017年12月19日 18時