第４話 ページ5
赤司side
今日もまた学校から帰るとAの部屋へと向かう
((ガチャ、キィー
Aはいつもと同じように俺に可愛く飛び付いてきた
赤司「A、ただいま。いい子にしていたかい？」
「兄様！お帰りなさい！ずっと、待ってたんだ
僕、寂しくて……」
赤司「ああ、すまないA。寂しい思いをさせてしまったね」
「でも良いんだ！こうして兄様と遊べるもん！」
ああ……本当に愛らしい
こんな汚れた世に、ここまで真っ白な天使はA以外にいない
母さんが亡くなってから、Aは俺の心の拠り所だった
だから、誰にだって奪わせはしない……！
赤司「今日もその服を着ているのかい？」
「うん！兄様が褒めてくれたし、僕の為に買ってくれた服の中で一番好きだから！」
赤司「そうか、嬉しいよ。ここまで気に入ってくれるなんて」
俺はAを抱き締めた
それは強めに……
すると、部屋の扉がノックされメイドの声が耳に届いた
メイド「征十郎様、ご友人がご到着されました」
赤司「分かった、俺の部屋で待つよう伝えろ」
メイド「かしこまりました」
俺はAをそっと離す
Aは少し不安そうな顔をした
「兄様、また何処かに行っちゃうの？」
Aは今にも泣き出しそうな目で俺に言った
俺と同じ色の瞳が涙で潤んでいる
ああ……すまないA
また寂しい思いをさせてしまうことを許してほしい
でも、カメラがあるから俺は寂しくない
ただ……Aに会いたい気持ちは高ぶって仕方ないが
赤司「今から俺のお友達とお勉強をしないといけないんだ
大丈夫、すぐに戻るよ。Aには寂しい思いをさせてしまうかもしれない……
でも代わりにAのワガママをたくさん聞いてあげるよ。だから、いい子に待っていて」
「分かった、兄様もお勉強頑張ってね！
僕、いい子にして待ってるよ」
赤司「いい子だね、Aは((チュッ」
俺はAの額にそっとキスすると部屋を後にした
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リネン - 凄く面白いです！続きが凄く気になります！宜しくお願いします！ (2020年5月23日 16時) (
レス) id: 54b424b929 (このIDを非表示/違反報告)
RiR - いきなり失礼します！面白いいいお話をありがとうございますm(_ _)m続きがとても気になります！赤司くんがとても好きで！また更新をして頂きたいなぁと思っています。私に続きをお恵みください！ (2019年10月1日 20時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
黒コマ先生 - すごく楽しみで、続きが早く読みたいです！お身体にも気をつけて頑張って下さい！！ (2018年8月26日 17時) (レス) id: 84aaed6e82 (このIDを非表示/違反報告)
彩香 - とても面白いです！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！！応援してます♪ (2018年8月1日 9時) (レス) id: 2bbce1b955 (このIDを非表示/違反報告)
射命丸紫(プロフ) - シェエラさん» それは良かった！またリクエストしてくれると嬉しいです！ (2018年1月28日 18時) (レス) id: c69f4934b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：射命丸紫 | 作成日時：2015年7月9日 10時
