幽霊コンビ～ミナとハル～ (ページ32)

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神様は忙しいページ32

身長は、僕より低い。140㎝前後かな。
小柄で可愛い男の子。

( だれ？)

？「私はですね、、、、神様です！！」

テッテレー♪ とでもいうように神様と名乗る人物はたっぷり間を空けてから正体を明かした。

(かみさまか、、？えっ、かみさまってあの神様⁈)

ハ「かっ神様⁈」

(いやいやおかしい、いくら何でも急すぎる、まぁ確かにあの世も幽霊もあれば神様もありえなくもないが、、でも、、)

ミ「ふーん神様ねぇ、コレが。」

リ「流石に小さすぎますね。本当に神様ですか？」

ハ「反応薄っ！神様だよ⁈かみさま。少しは驚くくらいー」

ミ「ってかさ、今、私達忙しいんで。どっかいってもらえます？」

ハ「忙しいって何がだよ！喧嘩が？あのくだらない口喧嘩が⁈」

リ「ハルくん、よくツッコミますね。将来良い漫才師になれたのでは？生きていたらですが(笑)。」

ハ「いいから、黙れ‼」

神「はぁ、」

今まで微笑みながら僕らのやり取りを見ていた神様が、急にため息を吐いた。

神「あの、さ、別に僕を神様だと信じるか信じないかは正直どうでもいいの。僕は出来るだけ早く早急に仲直りして欲しいだけで、とはいっても別に僕がそうしたい訳でもないんだけどさ、分かる？」

(分かる？と聞かれましても、、ねぇ。)

隣を見るとミナとリターもポカンとして固まっていた。

神「僕は一応神様だから忙しくてね、エンマ様は仕事を全部押し付けるんだから、まだやらなきゃならない事が山ほどあるんだ。あぁ、あとは地獄の見回りとルーチェの仕分けと書類の整理、それに古い書類の処分とルーチェの仕分けとルーチェの仕分けとルーチェの仕分けと、、ともかく早くしてくれないかな？」

(途中からルーチェの仕分けしか無かったような、)

ミ「そんな事言われてもさぁ、ってか君には関係無いよね。」

神「それがあるんですよ、残念なことに。ある人に頼まれましてね。
このままだったら話が進まないどうにかして喧嘩を止めろ、って。
こんな忙しい時期に、困りますよ。」

リ「頼みごとなど神様ほどの権力と威厳があれば簡単に断れるでしょう？もしかしてエンマ様に頼まれたとか？それとも、やはり神様というのは嘘？」

神「僕なんかよりずっと権力のある方に頼まれたのですよ、エンマ様ではありませんが。あんな人に頼まれたら誰であろうが断れませんよ。」