悪者は消える、ね？《 ＨＳＪ 》２

ハチジュウイチ ページ36

蓮「えっと、Aちゃん。どういう事？」





「岩原さんに頼んでおいたの。」





蓮「まさか、盗んでー」





「盗んでないわ！」





蓮「じゃあどうやって？」





「ふふっ、それはね、」









.









.









昨日 夕方



( ナナジュウキュウ話 裕翔side の続き、)







マ「中島さ〜ん！」







駆け寄って来たのは、







裕「マネージャー？」








裕「どうしたんですか？」





マ「ごめんね、中島さん。言い忘れてたことがあって、」





裕「何ですか？」





マ「明日も、楽屋同じ場所だって、メンバーに伝えといてくれる？

Aちゃんと蓮くんにはさっき会って伝えたから、それ以外の人に。」





裕「分かりました。」





マ「あれ、それいつも持ってるよね。」





裕「ああ、これ？」







マ「うん、それ！かっこいいカメラだね。」






裕「でしょ！今一番気に入ってるカメラで、」






マ「そうなんだ。最近買ったの？」






裕「はい、最近。でも、これ貰った物なんすよ。昔からの友達に。」






マ「それは、大事にしなきゃね。」






「そうですね〜。」






マ「カメラ持って帰るの大変じゃない？
明日も楽屋一緒だし、中島さんのロッカーに置いとこうか？」






裕「いいんですか？わざわざ、」






マ「なに遠慮してんの、かれこれ10年も一緒に居るのにさ。それに、雨も降り始めそうだし。濡れたら大変でしょ？」






裕「じゃあ、お願いします。」






マ「はーい。」






裕「今日と同じ楽屋って伝えればいいんですよね。」






マ「うん！よろしく〜！」









.









.









「で、岩原さんが、ここに置いといてくれたという訳です。」





蓮「マネージャー、そんなに協力してくれんの？」





「さすが、私の岩原さん‼」






蓮「それで、ここにカメラがあるってことは、カメラに何か仕掛けるってこと？」





「そう、って言ってもただメチャクチャにぶっ壊すだけだけどね。」





蓮「うわ、いまの怖かったわ。中島裕翔かわいそー。」





「私をこんなにしたのもあいつらのせいなんだよ！」





蓮「はいはい。」







「よし、早くしないとみんなが来ちゃうし、やっちゃいましょ〜か！」

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