風柱の継子は中華を駆ける__Episode.1【鬼滅の刃】【キングダム】

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『動かないで。動いたら斬る』
　
　
「李牧様…！！」
　
　
誰も動けずにいた
Aに敵わないとわかっているから
　
　
「流石ですね。この私が一歩も動けないとは」
　
　
『減らず口もそこまで。今すぐにでも斬っていいんだから』
　
　
「貴様…！！」
　
　
李牧の側近の1人、カイネは手が出せず苛立っていた
　
　
「私が憎いですか」
　
　
刃を突きつけられてるにも関わらず、李牧は冷静だった
　
　
「私は貴女の大切な人を討ちましたからね。さぞかし憎いでしょう」
　
　
『………』


「やらなければやられる。この戦乱の世を生き抜くためには躊躇などできません。私は命ある限り秦を攻めます」
　
　
刀を握る手に力が入る
李牧はAを揺さぶっているのだ
　
　
「A、私は貴女を討ちたくありません。こちらに…趙に来てください」
　

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