風柱の継子は中華を駆ける__Episode.1【鬼滅の刃】【キングダム】

その先にあるものは ページ27

「おいおい、大丈夫なのか？」
　
　
「奏多様と爽太様しか止める事はできません」
　
　
大急ぎで爽太を呼びに行った湊はその場にいる秦軍と事の成り行きを見守っていた
　
　
「(奏多様、爽太様…どうかよろしくお願いします)」
　
　
Aを止める為、奏多と爽太は刀を抜き進んでいく
　
　
「A…」
　
　
「心配するなって。アイツなら大丈夫だ。こんな所で挫けるような奴じゃない。それに俺達がいる」
　
　
「うん…」
　
　
「じゃあ、ウチの隊長を迎えにいくとするか！」
　
　
2人は荒れた戦場を潜り抜け、Aがいる所へと辿り着く
　
　
『………』
　
　
「A…」
　
　
奏多が呼びかけても見向きもしない
　
　
「A！何してんだ！！お前のやるべきことはそんなことじゃねーだろ！！」
　
　
『…やるべきこと』
　
　
「大王様と中華統一するんだろ？」
　
　
『中華統一…』
　
　
「王騎様にも言われただろう！？」
　
　
『！！』
　
　
「秦を、、自分が愛した秦を頼むって！！」
　
　
爽太の目からも涙が流れていた
　

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